うまスクエア

馬券情報・最前線(栗東編)

関西の事情通が思惑の真相に迫る！

いよいよ、すべてのホースマンの憧れであり目標である競馬の祭典・日本ダービーを迎える。

そんな今週末、土曜日の京都では3歳限定の短距離重賞・葵ステークスが行われる。

2019年から重賞に格上げされた新設重賞、さらに昨年からG3に格付けされた。

今までの3歳馬の目標は、牝馬なら桜花賞からオークス、もしくは短距離志向の馬ならNHKマイルカップへ。牡馬ならばやはり皐月賞から日本ダービーが王道の歩みだが、やはり短距離志向ならNHKマイルカップへ向かう馬も多かった。

そこに、このダービーウイークと同じ週に3歳限定の短距離重賞が新設された事で、スプリント適性の高い馬はここへ駒を進めて来ることが多くなってきた。

昨年の勝ち馬ウインマーベルは、ここからキーンランドカップを経てスプリンターズステークス2着と飛躍した様に、この時期の3歳限定のスプリント戦線の番組が整備された事は非常に意味があり、そして注目の一戦になる。

今年もなかなか面白いメンバーが揃ったが…

そんな中で最も注目してみたいのは、ビッグシーザーだ。

デビューからここまで6戦してずっと1200mを使われ、3戦目で初勝利を挙げるとそこから4連勝。

ずっと1200mを使われてきたことで、マーガレットステークス後はここ一本に備えてきている。

実は、主戦の幸騎手は乗っている手応えから「スピード能力が高いので3歳限定戦ならマイルでも勝負になりそう」と話していたそうで、NHKマイルカップ挑戦を進言したそうだ。

ただ祖父サクラバクシンオー、父ビッグアーサーというスプリント血統でもあり、1200mでも抑えるのに苦労するくらいのスピードを存分に活かすために、スプリント戦に拘ることにした経緯もあった。

そして、このレースだけに留まらず、秋にはセントウルステークスからG1スプリンターズステークス、そして暮れの香港スプリント参戦まで描き、イメージされている。

調教では、坂路で幸騎手を背に毎週好時計を連発し、仕上げに抜かりはない。

このビッグシーザー、このレースだけに留まらず秋の大舞台へ向けてどんな競馬をするのか、ぜひ注目してみたい！


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