馬券情報・最前線(栗東編)
関西の事情通が思惑の真相に迫る!
函館スプリントS
信頼関係を取り戻せ!
安田記念が終わり、春の佳境が過ぎ、今週から夏を象徴する北海道シリーズが開幕する。
北海道という遠くの地で開催されることもあって滞在する騎手・厩舎関係者が多く、普段の第3場のローカル開催とは違い、もうひとつの中央開催という雰囲気がある。
今年も武豊・横山武史騎手他、多くの有力ジョッキーが開幕週から腰を据えて滞在している。
開幕重賞は
函館スプリントステークスが行われる。
出走馬16頭中、関西を拠点としているジョッキーが13人いる。
開幕週なので誰が滞在で誰がピンポイント遠征してきているのか、一般的な目ではなかなかわかりにくいが、遠征しているのは幸騎手と西村淳也騎手の2人、他津村騎手とミルコも遠征組、他12人は基本函館滞在組のジョッキー。
やはり注目はピンポイント遠征組だろう。そんな中で最も注目なのが…
ジュビリーヘッドに騎乗する
西村淳也騎手だ。
西村淳也騎手と言えば、昨年までは第3場ローカル開催を主戦場としていたのだが、勝ち星を上げ実績も積んできたことで今年の春は中央開催を主戦場としている。
その原動力にはノーザンF関連馬のバックアップがあったからこそ。昨年挙げた72勝中17勝がノーザンF関連馬によるもので、その関連馬のローカルの主戦とも言える存在となっていた。
中央開催を主戦場に替えても、変わらずノーザンF関連馬の騎乗機会はあったのだが…
どうも勝ち星が伸びていない。4月以降でノーザンF生産馬には31回騎乗しているのだが、なんと勝ったのは1回のみ。勝率3.2%という厳しい結果となっている。
しかもレース内容が悪く、どうやら心象がかなり悪くなり、依頼も減りつつある。
そんな中で声の掛かったジュビリーヘッド。初騎乗ながら、西村淳也騎手としては名誉挽回のためにも遠征を決めたそうだ。
昨年の2着馬、その後の青函ステークスでも2着と函館の洋芝を得意としている馬、ここで結果を出せれば再びノーザンFとの信頼関係も取り戻していけるだろう。
この西村淳也騎手の乗るジュビリーヘッドには、そういう経緯もありぜひ注目してみたい!
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