馬券情報・最前線(栗東編)
関西の事情通が思惑の真相に迫る!
京都新聞杯
大注目の東上最終便!
今週から5週連続、東京開催でG1が行われる。
4週後の5月末には、いよいよ競馬の祭典『日本ダービー』、春競馬も佳境を迎える。
そのダービーへ向けた最終トライアル・プリンシパルステークスが土曜日の東京で行われるが、同時に東上最終便と言われる
京都新聞杯が今年も中京で行われる。
現時点での日本ダービー出走に向けた賞金ボーダーは、恐らく収得賞金2000万円と言われている。
ゆえに、京都新聞杯組が日本ダービーへ出走するためには、1勝馬なら1着、1勝クラスを勝っている2勝馬なら2着の賞金加算でギリギリ、重賞やオープンで賞金加算しているアスクワイルドモアやポッドボレットでも2着が必要な状況にある。
そんな中、恐らく1番人気となるだろうが、
ブラックブロッサムは注目の一頭。
デビュー前には、同じ厩舎の同僚で昨年末のホープフルステークスを勝ったキラーアビリティよりも走るのではと高評価されていた素質馬。
その噂に違わぬ内容で新馬戦から2連勝を挙げたが、特に前走の大寒桜賞は後続を8馬身も千切る圧勝劇。
今回と同じ舞台でのパフォーマンスなだけに、まして鞍上が先週の青葉賞では1番人気レヴァンジルに騎乗しながらも5着に敗れ、まだダービーでの騎乗馬を確保できていないダミアン・レーンともなれば、恐らく2着は外さないのではないだろうか。
もちろん勝つ様なら、ダービーを見据えその勝ち方にも注目だろう。
1議席が埋まったとして、残るひとつの議席の争いの中で注目なのは…
南井克巳厩舎の管理馬
メイショウラナキラだ!
前走は、確実に2勝目を挙げるために逃げの手に出たが、結果は4馬身差の完勝。
そして予定通りにこの京都新聞杯へ駒を進めてきた。
そう、来年で定年引退となる南井調教師のラストダービーを懸けた一戦となる。
騎手時代にはナリタブライアンで日本ダービーを制した南井師、しかし調教師としてのダービー挑戦は2013年の一回だけ。ラストチャンスとなる今年に懸ける思いは当然強い。
ゲートセンスも良く、どんな競馬でもできるメイショウラナキラにとって、開幕週の馬場は大きな味方、師の思いを遂げる走りを魅せる可能性は十分あるだろう。
南井師の京都新聞杯と言えば、騎手時代には、菊花賞トライアルだった頃にマチカネフクキタルとバンブービギンで勝利を挙げ、そのまま菊花賞も制覇したゲンのいいレース。
調教師となってからは意外にも初挑戦。ここを制する事ができれば、もしかすると…騎手時代と同じく本番も勝つ…そんなこともあるかも知れない。
ブラックブロッサムはもちろん注目だが、このメイショウラナキラの走りもまた、注目してみたい。
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