馬券情報・最前線(栗東編)
関西の事情通が思惑の真相に迫る!
福島牝馬ステークス
武豊騎手の参戦も注目だが…
今週はG1狭間の週末。とは言え、日曜日には東京で優駿牝馬オークスのトライアル・フローラステークス、そして阪神では安田記念へ向けたステップレース・マイラーズカップ、さらに土曜日にも福島でヴィクトリアマイルへ向けたステップレースの福島牝馬ステークスと、各開催場で重賞が行われる豪華な週末になる。
土曜日の
福島牝馬ステークスには、3年ぶりに武豊騎手が福島競馬場に参上する。
特にローカル開催の福島参戦ともなると2017年以来の5年ぶり、その時は福島牝馬ステークスのクインズミラーグロに騎乗したが、1番人気で3着と悔しい思いをした。
福島では七夕賞で重賞勝ちはあるものの、その5年前も惜敗し、いまだ勝っていない重賞でもあり期待を持っての遠征、もちろん注目の一頭にはなる。
もう一人、普段は関西の中央開催を主戦場としているジョッキーが遠征している。
鮫島克駿騎手だ。
今期はここまで20勝を上げ昨年と同じくらいのペースで勝ち鞍を伸ばし、さらに先日の阪神牝馬ステークスでは、伏兵メイショウミモザで重賞制覇と、今好調な若手ジョッキーの一人。
その好調の後押しをしているは、やはりノーザンファームのバックアップでもある。
今回騎乗する
シャーレイポピーもノーザンファーム関連馬で、声が掛かったからこそ遠征するのだが、それ以前に、この馬には本人の思い入れもある。
この馬には昨秋の紫苑ステークスで初めて手綱を取ったのだが、3着までに秋華賞への優先出走権が与えられるところを、あとひと息の4着で惜しくも権利を逃してしまった。
この時の事が本当に悔しかったらしく、それがゆえに前走自らの手で準オープンを勝たせ、晴れてオープン入りできた事は格別の喜びだったようだ。
それだけ思い入れも期待もある馬ということ。
紫苑ステークスで逃した重賞制覇とG1への優先出走権、この福島牝馬ステークスを勝つ事が出来れば、あの時の悔しい思いも晴らせるというもの。
武豊騎手の参戦も注目だが、それ以上に鮫島克駿騎手の騎乗ぶりには注目してみたい。
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