馬券情報・最前線(栗東編)
関西の事情通が思惑の真相に迫る!
府中牝馬ステークス(G2)
得意の舞台で強い競馬を!
今週末は牝馬三冠最終戦の秋華賞が行われる。白毛のスターホースの参戦もあり大変な盛り上がりを見せている。
その前日の土曜日にも牝馬限定の重賞が行われる。
秋華賞よりも歴史が深く、古くから秋の東京で行われている数少ない牝馬限定の伝統ある重賞、
府中牝馬ステークス。
現在は勝ち馬にエリザベス女王杯の優先出走権が与えられるステップレースのひとつ。
エリザベス女王杯が3歳限定戦の頃でも、このレースの前身である牝馬東京タイムス杯当時から、ノースフライトやビクトリアクラウン、ジュウジアローなどここをステップにエリザベス女王杯に駒を進めてきた馬も多かった。
今年も、エリザベス女王杯を目指す馬がステップレースとして選んできている。
その中で注目は…
やはり
デゼルには注目せざるを得ない。
鞍上は
川田騎手が引き続き手綱を取る。
川田騎手は、このレースには昨年の牝馬3冠戦線で全て手綱を取ってきた、懇意にしている中内田厩舎の管理馬リアアメリアや、福島牝馬ステークス当時にはわざわざ遠征し手綱を取ってきたドナアトラエンテなど、ほかにも乗っていて不思議ない馬はいるのだが、選んだのはデゼルのようだ。
その川田騎手は、オールカマーのレイパパレの時にもこのコーナーでお伝えしたが、エリザベス女王杯の週末は、米国のブリーダーズカップに参戦するため日本での騎乗は出来ない。よって、デゼルがエリザベス女王杯へ駒を進めた場合でも騎乗することはできない。
ただ、例え次走で乗れなくても、その後再び騎乗依頼を得られるように、この騎乗には期するところがあるのだろう。
春は阪神牝馬ステークスを快勝し、G1ヴィクトリアマイルに参戦、結果は8着とは言え2着とはコンマ2秒差。また、マイルで勝ち鞍があるとは言え適性的には少し短く、G1の舞台では流れが急がしく脚が溜まり切らなかったことで伸びを欠いた面がある。
今回の舞台は、3歳春のスイートピーステークス、そして条件戦とは言え今年の2月の初音ステークスと2戦とも強い勝ち方をしている東京芝1800m。ステップレースとは言え、再び強い競馬を魅せてくれる可能性は十分ある。
このデゼルと川田騎手、注目せざるを得ない。
オススメ!
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