馬券情報・最前線(栗東編)

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関西の事情通が思惑の真相に迫る!

ローズステークス(G2)
期待馬が待望の本格化!

夏競馬が終わり2週目、今週は東西で3冠最終戦のトライアルが行われる。

日曜日には、先週の紫苑ステークスに続く秋華賞トライアル・ローズステークス。その先週の紫苑ステークス同様にフルゲート18頭で争われ、3着以内に優先出走権が与えられる。

昨日もお伝えした通り、現時点での秋華賞の収得賞金ボーダーは、昨年1500万円でレイパパレが抽選除外されたのは記憶に新しいところだが、今年も1500万円で抽選になるかどうかというところ。

このレースに出走している18頭中、そのボーダーを超えているのはG2勝ち馬のクールキャットと、スイートピーステークスを勝っているタガノパッション、そして重賞2着のある2勝馬エンスージアズムの3頭のみ。

以下15頭は本番への優先出走権を是が非でも欲しいという立場だ。

そんな中で注目してみたいのは…

このコーナーでもお馴染みだったスカーレットカラーの半妹で、その姉の活躍もあってデビュー当時から期待の高かったイリマだ。

ただ、その期待とは裏腹に、2歳夏の阪神でデビューしていながらも初勝利を挙げるのに丁度1年後の今夏の小倉まで時間が掛かってしまった。

その理由は、飛節が腫れたり、気性的に幼かったりするところが影響していたという。

特に、少しでも馬場が緩く芝が剥がれて来るようなら、そのキックバックを極端に嫌がるほど気性が幼く、出世を阻んでいた。

ただ運悪く、緩い馬場で競馬をする事が多かったことも確か。この夏の小倉の2連勝は、ともに時計の速いパンパンの良馬場でのもの。漸く本領発揮できたとも言えるだろう。

まだまだ幼いところがありこれからの馬ではあるものの、以前よりは体質もしっかりして、今回は今までにないくらい攻め馬を強化してきている。是非とも秋華賞での走りをみたいところ。

今回の鞍上は和田騎手に替わり幸騎手が手綱を取る。

和田騎手はタガノディアーナの騎乗依頼を、イリマが2勝目を上げる前のかなり早い段階で受けていたため、先約を優先し泣く泣く手放したという。

声の掛かった幸騎手、秋華賞での騎乗馬はまだ決まっておらずこのチャンスはモノにしたいところ。

まして3冠牝馬スティルインラブと同じノースヒルズ関連馬、これも縁だろう。

ノースヒルズ関連馬と言えば、先週末にはディープボンドが凱旋門賞の前哨戦フォア賞を快勝、父も同じキズナで勢いもある。

混戦の今年のローズステークスだが、イリマと幸騎手の走りには注目したくなる。


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