馬券情報・最前線(栗東編)

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関西の事情通が思惑の真相に迫る!

中京11R ケフェウスS
ベテランにビッグチャンス!

夏競馬が終わり2週目、今週は東西で3冠最終戦のトライアルが行われる。

日曜日には、先週の紫苑ステークスに続く秋華賞トライアル・ローズステークス。その先週の紫苑ステークス同様にフルゲート18頭で争われ、3着以内に優先出走権が与えられる。

その前日の中京メインは、同じ芝2000mで行われるケフェウスステークス

古馬では、重賞では少し足らずもオープン特別なら好走するというようなメンバー。

その中では、6億円馬のアドマイヤビルゴの秋の始動戦がどんな競馬になるのか注目されるところだろう。

しかしながら、実は最大の注目は…

3歳牝馬マリアエレーナの参戦だ。

現時点での秋華賞の収得賞金ボーダーは、昨年1500万円でレイパパレが抽選除外されたのは記憶に新しいところだが、今年も1500万円で抽選になるかどうかというところ。

マリアエレーナの収得賞金はそのボーダーライン上の1500万円。今のままでは確実に出走できるとは言えない状況だ。

3着以内に優先出走権が与えられるローズステークスにも特別登録はあったのだが…

選んだレースは、古馬混合のハンデ戦であるケフェウスステークス。ここに参戦したという事は、賞金加算するためには勝たなくてはならないのだが、相手関係と斤量48キロを考慮し、勝算があるからこその行動だろう。

ただ48キロの斤量で乗れるジョッキーは、デビューしたばかりの新人以外ではなかなか居ない。

そんな中で声が掛かったのが酒井学騎手。41歳のベテランだが、数少ないレースで48キロの斤量で乗れるジョッキーだ。

酒井学騎手が吉田厩舎の管理馬に騎乗したのは、前回は2年以上前の2019年の6月、その前はさらに3年半遡る2015年12月、決して馴染みのある特別な関係ではない。

要するに、「48キロに騎乗できる」という事が今回の騎乗依頼の決め手。酒井学騎手にしてみれば「軽い斤量に乗れる」ということがセールスポイントになりチャンスが巡ってきたという事だ。

それがゆえにここは力が入るというもの。そして、もしここで期待通りに勝利を挙げることが出来れば、秋華賞の舞台でも声が掛かるる可能性は十分ある。

酒井学騎手にとってビッグチャンスを手に入れる機会、その騎乗ぶりには注目したい。


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