馬券情報・最前線(栗東編)

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関西の事情通が思惑の真相に迫る!

新潟2歳ステークス(G3)
ジョッキーの経緯を知れば…
ぜひ狙ってみたい人気の盲点

夏のローカル競馬も残り開催3日間。

今週日曜の重賞は、札幌ではキーンランドカップ、そして新潟では新潟2歳ステークス、ともに夏の終わりを感じさせる重賞競走だ。

新潟2歳ステークスは、芝のマイル戦に舞台が変更されてからは、夏のローカル時期の重賞ではありながらも、数々の名馬を輩出する注目レースとなっている。

今年もなかなかの好素材が揃い注目の一戦、そして昨日お伝えしている通りジョッキーも新潟に揃った。

関東でも、北海道遠征中のジョッキーを除けば戸崎・田辺・三浦と上位ジョッキーが揃い、関西は昨日もお伝えしている通りリーディング上位6人に加え岩田康誠騎手も含め7人が参戦、馬のみならずジョッキーも揃いに揃っている。

そんな中で注目したいのは…

昨日お伝えしている、土日新潟で腰を据えて騎乗する5人も注目ではあるのだが…

敢えて松山騎手騎乗のスタニングローズに注目してみたい。

というのも、まず前走手綱を取った川田騎手が他馬に騎乗しているため「選ばれていない」と思われがちで、人気の盲点になるからだ。

川田騎手が手綱を取るのは、中内田厩舎の管理馬セリフォス。この馬に乗る理由は…

懇意にしている中内田厩舎という事もあるが、その新馬勝ち後にすぐ次走は新潟2歳ステークスに決まった事で、後から勝利を上げたスタニングローズには先約があり乗れないという事になった経緯がある。

関西馬でノーザンF生産馬はこの馬のみ、そういう兼ね合いもあって松山騎手にお鉢が回ってきた。

小倉から新潟への移動は大変なのだが、ノーザンF生産馬であり、ましてチャンスもある馬だけに、遠征を決めた。

実はこの馬、本来は世代最初に新馬戦(6月5日中京)でデビュー予定で、鞍上にも川田騎手が騎乗予定だったのだが、直前で急遽翌日の日曜日に予定変更になり、川田騎手は安田記念で騎乗するため乗れなくなってしまったという経緯がある。もしこの時、予定変更なく土曜日の新馬戦で勝ち上がっていれば、今回の鞍上は違っていたかも知れない。

ただ、負けた事でキャリアを積めた事は大きなアドバンテージ。まして前走、川田騎手が外枠からの発走ながら馬込に入れてしっかり我慢するという、競馬を教えながら勝たせる味なレースをしていた。この経験は大きいだろう。

血統的にも、薔薇の一族と言われる活躍馬の多い名血、中間は放牧を挟んでリフレッシュしさらにパワーアップし、陣営もかなり自信を持っている。

もろもろの経緯を考えると、恐らく上位人気ではないと思うが、注目してみたい一頭だ。


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