馬券情報・最前線(栗東編)
関西の事情通が思惑の真相に迫る!
マイルチャンピオンシップ
乗り替わり劇が多い中で…
出走馬17頭中、重賞ウイナー14頭、うちG1馬は5頭を数える、好メンバーが揃った今年の
マイルチャンピオンシップ。馬場と展開次第で、どの馬が勝ったとしても驚けない好メンバーだ。
そんな中、上位人気に推される馬は、ほぼ外国人騎手が手綱を取っている。先週のエリザベス女王杯が、終わってみれば外国人騎手のワンツースリーだったことで、今週はより人気を集めそうだ。
その外国人騎手4人は、すべて乗り替わりでの騎乗。
1番人気が予想されるシュネルマイスターは、今回から主戦のルメールに。
前哨戦を勝ったサリオスとセリフォスは、その前走を勝ったジョッキーから乗り替わるが、これはその前走を走る前から、次走は外国人騎手に乗り替わりが既に決まっていた既定路線。
先週G1制覇を果たしたクリスチャン・デムーロは、乗り馬がいないところへ、本来は年明けの金杯辺りを予定していたピースオブエイトが、前走後思いのほか反動無く疲れが無いという事で出走することになり、空いていたクリスチャンで収まったというところ。
この乗り替わり劇が、結果にどういう影響を与えるのか、非常に興味深い。
そんな乗り替わり劇が多い中、その渦中にいながらもここで有力馬の手綱を取る
松山騎手にはぜひ注目してみたい。
手綱を取るのは
ソウルラッシュ。
前走の富士ステークスが初騎乗だったが、富士ステークスと本番のマイルチャンピオンシップ、セットの騎乗依頼だった。
毎日王冠で手綱を取っていたサリオスは乗り替わりが決まっていただけに、迷うことなくすんなりと収まったようだ。
前走の富士ステークスは、負けたとはいえ道中は手応え十分に進み、直線も追い出しを我慢しながらの2着。本番へ向けての試走としては十分の内容だった。
馬の方も本番を見据えた仕上げで、今回は走るフォームもより沈み込んでいて、さらに上昇気配だという。
週末の雨予報も、春に同じ舞台で行われたマイラーズカップで、緩い馬場も力強く伸びて快勝した実績があり、むしろ歓迎のクチ。
外国人騎手が話題の中心となっているが、そんな中で日本人の意地を見せてくれるのではないだろうか?
この松山騎手とソウルラッシュのコンビには注目したい!
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