馬券情報・最前線(栗東編)
関西の事情通が思惑の真相に迫る!
富士ステークス
絶好のチャンス到来!
今週の日曜日は牡馬3冠クラシックの最終戦、菊花賞が行われる。
皐月賞・ダービーの1・2着馬が参戦しない今年、オークス上位馬3頭で決まった秋華賞とは一転して混戦ムードとなっている。
その前日の土曜日には、東京でマイルチャンピオンシップへのステップレースとなる
富士ステークスが行われる。
有力馬のほとんどが次走にマイルチャンピオンシップを予定しており、まさに前哨戦といえるメンバー構成、特に人気を集めるであろう3歳馬3頭も次走へ向けたステップレースと言える。
そんな中、注目してみたいのは3歳馬ではなく古馬、中でも今回は乗り替わりとなる
ソウルラッシュには注目してみたい。
ブリンカーを着用して3戦目、浜中騎手に乗り替わって1勝クラスを勝ち上がると、そのまま浜中騎手の手で4連勝し重賞制覇、その勢いで安田記念へ挑んだものの、直線で詰まって不完全燃焼の競馬となってしまった。
初G1挑戦でもあり仕方のない面はあるのだが、4連勝で重賞制覇まで成し遂げた鞍上が、たった一走の敗退で乗り替わってしまうのが、ひと昔前の義理人情の時代とは違う今の競馬のドライな厳しさ。
ただその代わり、トップジョッキーに登り詰められればそれだけ多くのチャンスが巡ってくる。
今回乗り替わる松山騎手は逆にそのクチ。
今年ここまで90勝を挙げ関西リーディング2位。重賞も9勝、この秋はセントライト記念・毎日王冠・京都大賞典とG2を3連勝し、G1スプリンターズステークスでも2着と、トップジョッキーとしての存在感を示している。
だからこそ、今回のソウルラッシュの依頼が舞い込んでくるのだろう。
但し、ここ2年はコロナ禍の影響で外国人騎手が来日してこなかった恩恵も少なからずある。
それがこの秋は、既に報道であるように次週の天皇賞週からコロナ禍以前の様に多くの外国人騎手が短期免許を取得して来日してくる。
ゆえに、今までとは状況が変わってくる。
実際、毎日王冠で手綱を取り見事勝利に導いたはずのサリオスは、次走のマイルチャンピオンシップではライアン・ムーアに乗り替わることになっている。
勝っていても乗り替わる…そんなことがあるのも今の競馬、ゆえに今回のソウルラッシュのようなチャンスは、松山騎手にしてみれば是が非でも手にしておきたいところ。
ここで勝てれば、次走のG1でも手綱を取れる可能性は極めて高くなる。
今の競馬だからこそ、このソウルラッシュと松山騎手にはぜひ注目してみたい!
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