うまスクエア

馬券情報・最前線(栗東編)

関西の事情通が思惑の真相に迫る！

今週からいよいよ秋のG1も開幕する。

下半期のスプリント王決定戦、電撃の6ハロンスプリンターズステークス。

G1馬はナランフレグとNHKマイルCを勝ったシュネルマイスターの2頭のみ、今年も波乱含みの形相となっている。

そんな注目のG1前日には中京で、やはり波乱含みのハンデ重賞シリウスステークスが行われる。

只でさえ、ダート1900mという異質の舞台で行われることに加えハンデ戦、波乱要素の多いレースなのだが、今年はレース前から波乱が起きている。

プロキオンステークスを勝ったゲンパチルシファーが直前フレグモーネで回避。

さらに牝馬ながら昨年のジャパンダートダービー3着、この夏もマリーンステークスハナ差2着からエルムステークスでもクビ差2着とダート戦線で勝ち負けをしているウェルドーンが骨折で回避。

今年の兵庫チャンピオンシップを勝ちジャパンダートダービー3着のブリッツファングは白山大賞典に回り、特別登録の段階で上位人気に推される可能性のあった馬達が続々回避となり、混戦ムードに拍車をかけている。

変わって人気になりそうなのは、ジャパンダートダービー4着と今年の3歳世代上位の存在のハピあたりか。

しかし、そのジャパンダートダービーの1・2着馬が今週水曜日に行われた交流重賞・日本テレビ盃で7着と4着に敗れ、世代のレベルに？(クエスチョンマーク)が付き始めた。

ならば…

歴戦の古馬、実績馬にチャンスは訪れそうだ。

中京ダートで重賞2勝、そしてこの中京ダート1900mのレコードホルダーでもあるオーヴェルニュには注目してみたい。

斤量は58キロと楽ではないが、そのレコードを叩き出した時も斤量は58キロ、他馬との差がどう出るかはカギだが、少なくともこの馬自身の走りにはそこまで影響はしないはず。それよりも滅法強い舞台という事に食指は動く。

鞍上は団野騎手。

このオーヴェルニュには今年の東海ステークスで騎乗、惜しくも勝てなかったがコンマ1秒差2着と好走させているように、手の合うタイプと言える。

先週も触れたが、怪我から復帰後はまだ目立った成績が残せておらず、そろそろアピールできる結果を出したいところ。

その先週の神戸新聞杯のヴェローナシチーは残念ながら5着に敗れ、菊花賞では、出走できるようならば川田騎手にスイッチする事が内定してしまったようだ。

それもあって、今週はさらに力が入るところだろう。

混戦のシリウスステークス、そんな中だからこそ、実績馬オーヴェルニュ、そしてチャンスをモノにしたい団野騎手の手綱捌き、注目してみたい。


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