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馬券情報・最前線(栗東編)

関西の事情通が思惑の真相に迫る！

秋競馬の開幕とは言え、日曜日の重賞はサマースプリントシリーズ最終戦のセントウルステークスと、サマーマイルシリーズ最終戦の京成杯オータムハンデ、ともにサマーシリーズのチャンピオンを決める一戦なだけに、夏の名残ある日曜日となる。

そんな中で注目したいのは…

サマーシリーズとは無縁な存在ではあるが、鮫島克駿騎手が手綱を取るシャーレイポピーには改めて注目してみたい。

昨日取り上げた坂井瑠星騎手も、今ノーザンFに若手で抜擢されるジョッキーの一人だが、この鮫島克駿も、この夏は函館2歳ステークスのブトンドールを筆頭に平場も含め騎乗依頼を多く受けている若手ジョッキー。そして、ある程度の成績を上げていることで信頼も少しずつ得てきている。

このシャーレイポピーもノーザンF関連馬。自らの手でオープン入りさせ、重賞福島牝馬ステークスへも乗りに行ったほど思い入れある馬だが、ここでは残念ながら10着と大敗を喫し、以降乗り替わりとなっていた。

それが今回、再び声が掛かりチャンスが巡って来た。もちろん鮫島克駿騎手は、二つ返事で中山へ行くことを決めたそうだ。

この2戦は福永騎手が手綱を取ったが、前走はファルコニアに早めに来られ仕方なく併せて上がって行く厳しい競馬、加えて距離も少し長かったという。

今回は実績あるマイル戦、そして秋の中山の開幕馬場としては絶好の内の偶数番枠を引き、条件はかなり好転する。

そして鮫島克駿騎手自身、丁度1年前の紫苑ステークスで惜しくも優先出走権を逃し悔しい思いをした舞台。その借りを返す絶好のチャンスと言えるだろう。

まして、この秋のG1戦線では、久しぶりに短期免許を取得して来日する外国人ジョッキーが多いと聞く。

まだその割を食いそうな立場に居るだけに、こういうチャンスでしっかり結果を出し信頼関係をより強くしておく必要もある。

ある意味で、彼の大きなターニングポイントになるかも知れない一戦、その鮫島克駿騎手の乗るシャーレイポピーの走りには注目せざるを得ない。


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