馬券情報・最前線(栗東編)

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関西の事情通が思惑の真相に迫る!

新潟11R 佐渡ステークス
巡ってきたチャンスで勢いを取り戻す!

日本のメダルラッシュの東京オリンピック真っ只中、早くも佳境を迎える。

先週から、そのオリンピック期間中は小倉開催が無く新潟で東西混合戦が繰り広げられている。

土曜日新潟メインの佐渡ステークスも、関東馬9頭・関西馬8頭、関東ジョッキー8名・関西ジョッキー9名の争いとなっている。

そんな中で注目してみたいのは…

今回は西村淳也騎手が手綱を取るコマノウインクルだ。

昨春に未勝利を勝ってから1勝クラス・2勝クラスと3連勝を飾ったが、3勝クラスに昇級してからはやや足踏みをしている。

ただ、勝てはしないものの、毎回終いに鋭い脚を使っている。3走前の上がり3F31秒9、これはデータに残る限りで阪神芝コースの最速となる決め手を繰り出している。

前走でも、やや重馬場にも関わらず上がり3F34秒3の決め手で勝ち馬ユニコーンライオンに迫った。そのユニコーンライオンは、ご存知の通りその後鳴尾記念を勝ち宝塚記念でも2着、その比較からすれば、コマノウインクルが3勝クラスを勝つのは時間の問題とも言えるだろう。

要は脚の使い処、乗り方ひとつというところ。

それもあってか、ここのところ惜しい競馬が続いていた加藤祥太騎手から、今回は西村淳也騎手へスイッチとなった。

加藤祥太騎手も、決して悪い競馬はしていないのだが、今の競馬はいい競馬をしていても勝てなくては乗り替えられてしまうことが常。

逆を言えば、巡ってきたチャンスをモノにすれば、よりチャンスが広がっていく。

今回手綱を取る西村淳也騎手にとっては巡ってきたチャンス。まして、今期はここまで38勝とまずまず勝ち星を上げてはいるものの、6月は4勝、7月に至ってはまだ2勝と勢いに陰りが見えている状況。そろそろその流れを変えなければ悪循環に陥る可能性があり、正念場を迎えることになる。それがゆえにここは是が非でも結果を出したいところ。

この新潟の舞台は、西村淳也騎手にとっても今期最も勝ち鞍を上げている得意なコース、そして決め手を最大限に活かせることでコマノウインクルにとっても願ってもないコース、実際に丁度1年前、このコンビで今回と同じ舞台の新潟外回り芝1800mで勝利を上げているゲンのいいコースだ。期待はより高まるというものだろう。

東西混合の混戦レースだが、このコマノウインクルと西村淳也騎手のコンビには注目してみたい。


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