馬券情報・最前線(栗東編)

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関西の事情通が思惑の真相に迫る!

マーメイドステークス
一発の可能性を秘める軽量条件馬

今週の重賞は、東京ではダートのダービーとも言われるユニコーンステークス、そして阪神では波乱の代名詞とも言える荒れる重賞マーメイドステークスが行われる。

高レベルで混戦のユニコーンステークスも注目だが、高配当必至のレースともなれば、やはりマーメイドステークスにも注目したくなる。

過去10年、二桁人気馬の好走が目立つが、なんと10番人気馬が2勝2着2回3着2回と6頭も馬券に絡んでいる。

その要因には、牝馬限定のハンデ戦というところにある。

ただでさえ牝馬限定戦であるにも関わらずハンデ戦。この時期でもあり背負わされる実績馬は基本は出走してこない。ゆえにオープン馬だけでは頭数が揃いにくく、格下の条件馬の出走も多い。

その条件馬は格下なゆえに必然的に軽ハンデになる。そして実績馬がいない分そこまで能力差の無いメンバーなゆえに格下馬でも遜色はなく、逆にハンデが恵まれるぶん有利とも言える。

実際過去10年で7勝2着5回と、ビックリするほど好走している。

そう、このマーメイドステークスはそういうレースだということだ。

今年もその格下の条件馬に注目してみたい。

初勝利は芝で挙げたものの、その後の2勝はダートであげているステイブルアスク

ゆえにダート馬の印象が強くなるのだが、その初勝利以来の久々の芝のレースとなった前走、結果は5着と敗れてはしまったものの、1000m通過63秒2というスローペースを、その1000m通過時最後方、しかも3コーナー過ぎからペースがグンと上がる極端なレースになったことで、久々の芝もあってか即反応できず、直線を向くときにも離れた最後方。

普通は大敗已む無しというところだが、エンジンがかかると大外から豪快に伸びてきて、メンバー中最速の上がり3F33秒3という鬼脚を使って掲示板を確保した。決して着順ほど負けている内容ではない。

前走後は、例年格下馬の出走が叶うこのマーメイドステークスか、自己条件のダート戦と両睨みだった。それがゆえに、ジョッキーもなかなか決まらなかったのだが、もし自己条件に出走なら厩舎所属の坂井瑠星騎手が手綱を取る予定だった。

ただマーメイドステークス出走の場合は乗れず、これまで乗っていた古川奈穂騎手は函館遠征中、ゆえにもしその場合ならということで藤岡康太騎手に声が掛かっていた。

結果マーメイドステークス出走に決まり、藤岡康太騎手にチャンスが回ってきた。

この流れは…例年の好走する格下馬の雰囲気を醸し出している。今年も格下、軽量条件馬の好走を目にする可能性は十分だろう。注目してみたい。


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