馬券情報・最前線(栗東編)
関西の事情通が思惑の真相に迫る!
函館スプリントS
戦いはすでに始まっている
春の連続G1開催が終わり、上半期のG1も宝塚記念を残すのみとなった。
と同時に、今週から恒例の北海道シリーズが開幕し、夏競馬の訪れも感じてくる。
その北海道シリーズ、昨年はオリンピック開催により変則開催だったが、今年は例年通りに函館開催から開幕する。
その開幕重賞は
函館スプリントステークス。
秋のスプリントG1スプリンターズステークスに繋がる短距離重賞なだけに、滞在ジョッキーのみならずこのレースのために遠征してくるジョッキーもいる。
見ただけでそれはなかなか判別は付かないのだが、関西からは西村淳也・藤岡康太・和田竜二、そして一応ミルコも関西所属ジョッキーの一人で、計4人が栗東からの遠征となる。
それぞれ、遠征してくるからには可能性があると踏んでいるのだが、特に注目してみたいのは…
ヴェントヴォーチェに騎乗する
西村淳也騎手だ。
何故注目なのかと言うと…
西村淳也騎手は、武者修行のため2019年9月にフランスに遠征し1ヶ月ほど滞在した。
翌年の2020年も遠征を予定していたが、コロナ禍という事で断念、しかし昨年は再び9月から約1ヶ月のフランス遠征を敢行、もちろん今年も遠征を予定していた。
ところが、どうやら今年は遠征をやめるそうだ。
その理由が…
この函館スプリントステークスで騎乗するヴェントヴォーチェの存在があったからだ。
この馬でスプリンターズステークスに向かいたい…その思いが強くフランス遠征を見送った。
まだまだ中堅ジョッキーではあるものの伸び盛りの若手、そんな彼が、フランスへの遠征を見送るほど「ビッグタイトルのチャンスがある」と踏んでいるのだから、ヴェントヴォーチェにはぜひ注目してみたい。
一方で、滞在ジョッキーの中にも注目ジョッキーが存在する。
浜中騎手だ。
騎乗するのは桜花賞以来となる
ナムラクレア。
その桜花賞では、距離不安が囁かれながらも3着と好走し能力を示した。
その後はすぐにこのレースを目標に調整されてきた。
浜中騎手も当然乗るつもりではあったものの、通常の騎乗は52キロから。51キロまでなら減量すれば乗れるが、50キロはさすがに厳しいところ。
それでも、頑張って減量して乗る事にした。そう、このナムラクレアのためにだ。
50キロの斤量はデビュー2年目の10代の頃以来、それほど手放したくない、他のジョッキーには渡したくない存在なのだろう。
この浜中騎手とナムラクレアにも注目してみたい。
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