うまスクエア

朝日杯フューチュリティステークス(京都・芝1600m) 先週の阪神ジュベナイルフィリーズは当欄で取り上げたビップデイジーが8番人気で2着。惜しくも戴冠こそ逃したが外差し馬場の最内枠から強い競馬を披露してくれた。

一転して今週の朝日杯フューチュリティステークス(京都・芝1600m)は配当妙味という観点ではご勘弁いただくとして、未完の大器アルテヴェローチェの走りにご注目してほしい。

ゴールドシップ、ジャスタウェイ、ソダシなどを輩出した須貝厩舎でもデビュー前から高い評価を受けており、極めつけは新馬戦の返し馬で騎乗した武豊騎手に「よほど抜けた馬がいない限り勝てると思った」とまで言わしめたほど。

代表馬を挙げれば数え切れないほど名馬の背中を知るレジェンドも認めた大器候補なのだ。

厩舎サイドや武豊騎手のジャッジどおり、着差こそ地味ながら危なげなく2戦2勝。この中間も歴戦の古馬ユティタムに胸を借りて2歳馬離れした好時計を連発している。

また須貝厩舎と大野照旺オーナーにとって朝日杯フューチュリティSは、20年2着ステラヴェローチェで悔しい想いをしたレース。先週の阪神ジュベナイルFで馬主の初G1勝利に先を越されてしまったものの、4年越しのリベンジに燃える須貝厩舎の渾身仕上げに要注目だ。