完全攻略ファイル No.2
【ジャパンカップ】連対率100%なのに人気なし!必然の敗戦を経て評価ガタ落ちのワケアリ穴馬
国内外から豪華メンバーが揃った今年の
ジャパンカップ(東京・芝2400m)。
その中にあって人気の盲点どころか、空気に近い存在となっているのがダノンベルーガと堀厩舎2頭出しの
シュトルーヴェだ。
東京芝2400mでは3戦3連対。2走前に東京芝2500mの目黒記念ではモレイラ騎手が乗っていたとはいえ、前残りの流れを上がり32秒9の鬼脚で差し切ってみせた。
また2着シュヴァリエローズは次走で京都大賞典を勝利。3着クロミナンスもアルゼンチン共和国杯2着と、そこまで相手関係も楽だったわけではない。
それがジャパンCで空気と化した原因が11着に大敗した宝塚記念だ。当時はレーン騎手が1週だけ短期免許を取得。“表向きはシュトルーヴェに乗るため”とのことだったが、実態は当初出走を予定していたタスティエーラの代わりに急遽使うことに。
身元引受調教師を務める堀師としても、わざわざ1週間だけ呼び寄せて「G1で騎乗馬が用意できなくなりました」はご法度。今後の日本における外国人ジョッキー短期免許の契約にも関わってくるとあって、背に腹は代えられない事情があったようだ。
最初からレース結果は度外視であり、道悪の阪神内回り芝2200mも合わず大敗も致し方なかろう。
しかし、得意の東京に替われば話は別。直線の切れはG1に入ってもヒケを取らず、さらに今回の来日で身元引受調教師を務めるR.ムーア騎手は本国クールモアとの契約が優先のため、愛国生まれのディープインパクト産駒オーギュストロダンに騎乗。日経賞1着時の鞍上である鮫島駿騎手に白羽の矢が立った。
仮にオーギュストロダンがジャパンCを回避すれば、ムーアが騎乗していた可能性があった馬。当然ながら後ろから数えた方が圧倒的に早い人気で買えるはずもなく、必然の敗戦を経て馬柱が汚れた今回は諸手を挙げて狙い撃ちたい。
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