教えてマサカツ先生!
【天皇賞秋】人気3頭では決まらない!『三つ巴対決』で浮上する伏兵候補
今週の
天皇賞秋(G1、東京芝2000m)はドウデュース、リバティアイランド、レーベンスティールの3頭に注目が集まりそうです。
俗に言う『3強』『三つ巴』と言われる時は、通常のレースとは趣が異なります。ジョッキー視点だと自分以外の馬は全てライバルですが、2頭も強敵がいるのであれば嫌でも意識せざるを得ません。
人気馬の位置取りや距離関係、仕掛けのタイミングなど細かな駆け引きが繰り広げられ、“お互いが牽制しあう”という状況が生まれます。
例えば今年と同じく世代を超えた『三つ巴』ムードだったのは2022年。道中は後方にいたイクイノックスが大逃げを打ったパンサラッサを捉え、先行していたジャックドールとシャフリヤールは馬券圏外に敗れました。
▼2022年 天皇賞秋の結果
1着イクイノックス(1人気)単勝2.6倍
2着パンサラッサ (7人気)
3着ダノンベルーガ(4人気)
4着ジャックドール(3人気)単勝5.0倍
5着シャフリヤール(2人気)単勝4.4倍
このようにライバルが複数いるときは「先に仕掛けたら格好の目標になってしまう」「早仕掛けの形になって止まりたくない」というジョッキー心理が働きます。
パンサラッサが速いペースで逃げていたこともあり、ジャックドールの藤岡佑介騎手とシャフリヤールのC.デムーロも仕掛けどころが難しかったでしょう。結果的に前の馬もかわせず、後ろからも差されてしまいました。
今年の天皇賞秋で『3強』を形成しそうなドウデュース、リバティアイランド、レーベンスティールは脚質的に好位~中団あたりからの競馬が予想されます。お互いの動きを見ながら牽制し合うことでしょう。
このような展開になったとき、上位3頭に割って入るとすれば「逃げ馬」でしょう。
先ほど述べたとおり、早く動けばライバルから目標にされるリスクがあります。そのライバルは近くにいるわけですし、ジョッキー心理としては「直線の長い東京だし、前の馬は止まるだろう」と逃げ馬は軽視されやすくなります。
パンサラッサ以外にも2018年キセキ(6人気)が3着、2019年もアエロリット(6人気)が逃げて3着に粘り込んでいます。特に近年の天皇賞秋は高速決着が続いていますから、簡単には止まりません。
今年は確固たる逃げ馬が不在。過去に積極的な競馬で好走歴がある
ノースブリッジや
ホウオウビスケッツがマイペースに持ち込めば、ファンをあっと驚かせるシーンがあっても不思議ありません。
これに追い切りなどの最新情報を精査して、最終結論を導き出したいと思います。
(PR)シンクタンク
なんと!? 1000名様に当たる!
30年分の感謝を込めて。総額300万円分のプレゼントキャンペーンを実施中です。
現金・家電・カタログギフト・オリジナルQUOカードが当たる!? ぜひ応募してみよう。