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【新潟記念】前走より斤量が増えると不利は勘違い!?


新潟記念(G3、新潟芝2000m)は現在1番人気が5連敗中。過去10年まで見ても2勝止まりと、いかにも夏競馬終盤という波乱傾向の強いハンデ戦です。

一見難しそうな重賞ですが、『出走させる側の視点』で予想すると、容易に狙い馬を絞れます。それは『前走から斤量増で使ってくる馬』です。

そもそもハンデというのは、JRAのハンデキャッパーが各馬の実績などに応じて、出走馬がゴール前で横一線になるように負担重量が設定されます。これによりハンデ戦では格下の軽量馬が激走することが珍しくありません。

しかし、新潟記念ではハンデ戦で散見される「斤量が軽いから有利」という概念が当てはまりません。それは前走からの斤量別成績を振り返っても明らかです。

▼新潟記念の前走斤量別成績
斤量増[2-3-1-13]複勝率31.6%
同斤量[3-4-5-60]複勝率16.7%
斤量減[5-3-4-66]複勝率15.4%

ご覧のように、新潟記念では前走から斤量が増えた馬の好走確率が最も高くなっているのがポイントです。

▼前走より斤量増で好走した馬の例
2021年2着 トーセンスーリヤ(前走56キロ→57.5キロ)
2020年1着 ブラヴァス(前走55キロ→56キロ)

上記2頭の共通点は『サマー2000シリーズ優勝』。優勝馬の関係者には褒賞金として馬主に3200万円、厩舎関係者に800万円、合計4000万円の大金がレースの賞金とは別に獲得できます。優勝のチャンスがある陣営は、斤量が増えても全力で獲りに行くのは至極当然と言えるでしょう。

ところが馬券を買う多くのファンからすると、前回好走して斤量が増えた馬をハンデ戦で狙うということは、あまり前向きに捉えられていないようです。

その思い込みが配当面にも影響が出ていて、2017年1着タツゴウゲキ(前走52→55キロ)は3キロ増を嫌われて6番人気に甘んじていました。

今年の出走予定馬で『前走から斤量増で使ってくる馬』は、マーメイドS1着アリスヴェリテ(前走50キロ→今回53キロ)、七夕賞1着レッドラディエンス(前走57キロ→今回58.5キロ)の2頭のみ。

特に七夕賞1着馬のレッドラディエンスは新潟記念の結果次第でサマー2000シリーズ優勝の可能性を持っています。陣営は斤量が増えるのを覚悟で使ってくるわけですし、勝負仕上げを施してくるのは確実です。
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■境征勝
元調教師。出走させる側の視点から、陣営の思惑をズバリ見抜く眼は秀逸!夏競馬も、七夕賞・中京記念などで3連単万馬券を的中。

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