完全攻略ファイル No.2

【キーンランドC】極上の切れ味!“ワケアリ敗戦”を喫した実力馬が汚名返上に目イチ仕上げ



キーンランドC(札幌・芝1200m)は休養前1番人気に支持された葵Sで、“ワケアリ敗戦”を喫したエトヴプレのレースぶりに注目していただきたい。

レース後に藤岡佑騎手が「スタートで伸び上がるような恰好で出てしまいました。テンが決まらないと1200mでは先手を取れないですね。内から勝ち馬を追って伸びてはいますが、(溜めて)弾けるタイプではないので……」と語るなど、敗因は出遅れと明確だ。

また葵Sは逃げ切ったピューロマジックがスタート直後に大外から内へ強引に切り込み、他馬の進路を妨害して騎乗した横山和騎手には戒告処分が課せられたのをご存知だろうか?

公式だと被害馬は2着ペアポルックス1頭のみながら、エトヴプレも両サイドから挟まれる不利を受けており、ゲートの後手も加わって中団からの競馬に。それで4コーナー1~3番手に付けていた馬のワンツースリー決着で0秒3差4着なら、“負けて強し”と言える。

捲土重来を期して中間はキーンランドCを目標に調整。1週前の函館ウッドでは重馬場でラスト1ハロン11秒9と叩き出し、胸を貸した格下の調教パートナーを約5馬身突き放した。

ちなみに函館ウッドは芝とダートのさらに内側へ作られた関係でコーナーの角度がキツく、オープン馬でもラスト1ハロン12秒台を切れる馬は滅多にいない。それを重馬場でマークしたのだから、よほど具合が良いのだろう。

しかも今年のキーンランドCは確固たる逃げ馬不在。2023年より3歳牝馬は従来の51キロから53キロと2キロ増の不利を差っ引いても狙いたくなる1頭で、今回の結果次第でスプリンターズSも視界に入ってくるスプリント路線期待の新星候補だ。
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キーンランドカップ編

■プロフィール
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葵S(◎ピューロマジック)・日本ダービー(◎ジャスティンミラノ)などなど、重賞で多くの的中を仕留めている。
外国人騎手はアカン!?
この重賞に意外な傾向
今週末は、毎年恒例のワールドオールスタージョッキーズが行われる。世界から名手たちが集うわけだが、キーンランドカップにも多く参戦している。

しかし、外国人騎手や地方所属騎手はほとんどないって全滅…。ある一人のジョッキーを除いてな。詳しくは予想講座の方で!

今年のキーンランドカップには、けっこう大事なポイントがあるんだ。最終予想(◎○▲☆△)を余すことなく公開するので、ぜひ見てくれよ!

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