うまスクエア

今年は阪神競馬場のスタンドリフレッシュ工事に伴う開催日割の変更で、小倉競馬場での開催となるプロキオンステークス(小倉・ダ1700m)。

JRAの競馬場でダートの1700mが組まれているのは、札幌、函館、福島、そしてこの小倉の4場。いずれもローカルの小回りコースで、器用さが求められ、巧者が出やすいコースともいえます。

今年、小倉競馬場で行われるプロキオンステークスゆえに、白羽の矢を立てたいのは、スレイマンです。

ダートの1700mは4戦して(2-1-1-0/4)と複勝率100％。小倉競馬場も(1-1-0-0/2)で、3走前の門司ステークスでは、2着馬に4馬身差をつける圧勝劇。この条件に必要な前々でレースを運ぶ器用さをしっかりと持ち合わせています。

前走の平安ステークスで1番人気を裏切る10着と大きく崩れたのは気がかりも、当時は中4週でのレース。今回は中6週と間隔を少し開けての出走で、過去中5～8週の間隔で出走した時は何と3戦3勝。今回は実に絶妙なタイミングでの出走となっているのです！

コース適性、ローテーションは申し分なく、血統背景も姉にジェンティルドンナがいる超良血。デビュー当初に使った芝では勝ち上がれませんでしたが、雄大な馬格を生かすべく、ダート路線に矛先を向けると、瞬く間にオープン入り。

オープン入り直後は、なかなか結果の出ない時期もありましたが、昨年夏の小倉でオープン初連対を果たすと、4戦連続の馬券絡み。

その中には先に触れた門司ステークスもあり、重賞初挑戦となった2走前のアンタレスステークスでは、勝ったミッキーヌチバナにクビ差の2着。ジックリと力を蓄え、完全に重賞に手が届くところにやってきました。

舞台はキッカケを掴んだとも言える小倉の1700m。再び圧巻のパフォーマンスを期待しましょう！