うまスクエア

当欄で推奨した前走の天皇賞・春は、ハミを口当たりの柔らかい「リングビット」に変更した効果もあり5番人気で2着に好走。1番人気で3着に敗れた阪神大賞典から見事に巻き返して見せたブローザホーン。

これで京都コースは心房細動により競走を中止した京都大賞典を除けば、G2日経新春杯勝ちを含む3戦3連対。今年の宝塚記念は京都芝2200mで行われることを受けて、前走後いち早く参戦を表明して調整されている。

同馬が京都芝2200mの宝塚記念で狙えるのは、京都適性とハミを変更しただけが理由ではない。昨年5月に不良馬場の烏丸S(3勝クラス、京都芝2400m)を5馬身差で圧勝した際に、当時管理していた中野栄師は

「母のオートクレールも道悪は上手かったからね。父のエピファネイアは不良馬場の菊花賞を勝っているように道悪は鬼かもしれない」

と道悪適性に太鼓判を押していたほど。

ファンの皆さまもよくご存知のとおり、梅雨時期に行われる宝塚記念は渋った馬場で行われることが多い。今年も例に漏れず週末の京都は雨予報が出ており、渋った馬場を得意とするブローザホーンにとって願っても無い条件になりそうだ。