完全攻略ファイル No.2

【オークス】先週はテンハッピーローズ推奨!今週のターゲットは「前走ワケアリ」の逆転候補



先週のヴィクトリアマイルは、『馬券率8割超え!「2強対決」に割って入る衝撃の爆穴候補』の記事で取り上げたテンハッピーローズが15頭立てのブービー人気で勝利。単勝200倍を超える馬とは思えない圧巻の横綱相撲には、驚かれたファンも少なくないだろう。

先週の記事でもお伝えしたように、天白泰司オーナーは東京馬主協会の所属するご当地馬主。そんな背景もあってオーナー地元開催の東京出走時は、レース前時点で[1-2-2-1]複勝率83.3%と驚異的な成績をマークしていた。

また4走前のパラダイス3着から継続騎乗となる津村騎手は、阪神牝馬Sでは「この馬でヴィクトリアマイルに出たい」と関係者に懇願。同日に行われたニュージーランドTの騎乗依頼を断ってまで、関西圏の阪神まで駆けつけたほど。

結果は6着に敗れたとはいえ、津村騎手は「上位勢とは内外離れていましたからね。それでも着差は僅か(0秒4差)でしたし、今日はマイルを意識した競馬。左回りに替わる次走(ヴィクトリアマイル)は良いと思いますよ」と手応えを掴んでいたと……との裏ネタどおり、圧巻のレースぶりで競馬史に残る大波乱を演出して見せた。

さすがに今週のオークス(東京・芝2400m)の狙い馬はテンハッピーローズほどの人気薄では無いものの、桜花賞の公式会見で主戦を務める川田騎手が「オークス向きの馬なので、ベストの条件ではない」と言い切り、一部関係者の間で波紋を呼んだクイーンズウォークの巻き返しに注目したい。

半兄は朝日杯フューチュリティS馬グレナディアガーズとあって、クイーンC快勝後に馬主サイドは迷うことなく桜花賞へ直行を選択。これに長い距離向きと見ていた名手が公の場で真っ向から反論した形だ。

事情通の記者は「2走前に東京芝1600mのクイーンCを勝った時も、(川田)ユウガが『ハーパーに似ているタイプなので使って下さい』と陣営に進言したくらい。クラブ馬だから仕方ないけど、オークスを見すえて本当は桜花賞をパスしてほしかったんじゃないか」と裏ネタを交えて背景を推測する。

前走のレースぶりを振り返っても直線で前が壁になる場面があったとはいえ、直線の決め手比べで切れ負け。ハーパーも桜花賞では0秒5差4着敗退も、次走のオークスでは2着に巻き返している。

川田騎手の発言から2022年のハーパーと同じく、あくまで本当に勝負はオークス。今年は23年の牝馬3冠馬リバティアイランドのような抜けた馬は不在だけに、桜花賞の結果を度外視して狙う価値ありだ。
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天皇賞・春(テーオーロイヤル 1着)
京都新聞杯(ウエストナウ 2着)
新潟大賞典(ヨーホーレイク 3着)
NHKマイルC(ジャンタルマンタル 1着)
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