完全攻略ファイル No.2

【大阪杯】今年の主役はこの馬!オーナー地元開催で勝負仕上げを施された1頭



ダービー馬タスティエーラ、皐月賞馬ソールオリエンスの影に隠れる形も、今年の大阪杯(阪神・芝2000m)で1、2位を争うほど勝負気配が高いのがベラジオオペラ陣営。

何故なら林田祥来オーナーは、大阪を中心に展開するパチンコホールチェーン「ベラジオグループ」の創業者。「企業としても大阪を中心に育ててもらいました。地元を愛するのは世の常だと思っています」と語るほど、地元大阪に対する想いは誰よりも強い。

事実、同馬はオーナー地元開催の阪神では2戦2勝。前々走で大阪杯と同舞台のチャレンジCでは勝負仕上げを施され、スプリングS以来となる重賞タイトルを手にした。

今回は馬主お膝元開催のG1とあって、この中間は元ジョッキーの上村師が自ら合計6本の調教に騎乗したほど。

それもそのはず。ベラジオオペラは2022年の千葉サラブレッドセールで、購入を勧めた思い入れの強い1頭。その言葉どおり林田祥来オーナーにJRAで初重賞制覇をプレゼントした。

そんな背景があるだけに馬主サイドの上村師に対する信頼は絶大で、翌23年の千葉セリではベラジオオペラと同じロードカナロア産駒、ベラジオボンドを1憶1000万で落札。スプリングS制覇のご褒美として、セリ水準を大幅に超える高値購入で労に報いた。

上村師も負けてはいない。先日の毎日杯では惜しくも敗れたとはいえ、1勝馬ベラジオボンドが3着に好走。そして今週の大阪杯はベラジオ軍団2枚看板の大将格、ベラジオオペラの出番……という具合だ。

地元大阪を愛する林田祥来オーナーの期待に応えるべく、上村師がG1仕様の勝負仕上げを施されたベラジオオペラに走りに要注目だ。
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大阪杯編

■プロフィール
豊富なデータと現場情報の二刀流で活躍する記者。的を得た重賞レースの攻略ポイントが好評で、今年も多くの重賞を的中している。
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