完全攻略ファイル No.1
【京都牝馬S】ナムラクレア、メイケイエールより上!名手の進言で本気度120%の格下馬
京都牝馬ステークス(京都・芝1400m)にモズメイメイと管理馬2頭出しの音無厩舎も、勝負度合いは断然
ソーダズリングの方が上だ。
きょうだいが秋華賞2着、愛知杯1着マジックキャッスル。チャレンジCを連覇したソーヴァリアントということもあり、3歳春は牝馬クラシック路線へ。東京芝2000mのフローラS2着など重賞で結果も出ている。
しかし、主戦を務める武豊騎手はレースを重ねる毎に「距離を詰めた方が良い」と陣営に進言。前走中山芝1600mのターコイズSでも道中で掛かる場面があり4着に敗れたことを受けて、今回は初距離となる1400m戦に矛先を向けてきた。
厩舎サイドも折り合いの心配が少なくなる距離短縮は歓迎ムードで、この中間は短距離仕様の調教にシフトチェンジ。栗東坂路で毎週のように好タイムを連発している。
特に2週前追いではモズメイメイと併せて手応えで圧倒。先行していたとはいえモズが4ハロン49秒9の猛時計をマークしながらも追いつけず、持ったまま栗東坂路の自己ベストを更新する4ハロン50秒1を叩き出した。
この動きには音無師も「2頭とも稽古は動くからね~」と謙遜しながら、「(ソーダズリングは)無理なく上がって来れたし、良い時計が出たね」と満更では無い様子。賞金的にもここで賞金を加算しておかないと使いたいレースに使えない立場なのも狙い目だろう。
人気を集めるナムラクレア、メイケイエールは高松宮記念が目標とあって前哨戦仕上げだけに、名手の進言により距離短縮で変わり身が見込めるソーダズリングは黙って買いだ。
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■山川レオ・プロフィール
記者歴十数年の中堅記者。1500レースを超える重賞のデータ分析と現場情報の二刀流が武器。フェアリーSで馬連8250円、日経新春杯で3連単1万3230円、きさらぎ賞で馬連3720円など好配当を次々ヒット中。
■今週の講義:フェブラリーS
テーマは「20年間・好走ゼロ!絶望データをまずはご紹介」