完全攻略ファイル No.2

【日経新春杯】買える要素が満載!前走が競走中止でもブローザホーンが狙える理由



2番人気に支持された前走の京都大賞典は、レース中に心房細動を発症して競走中止。さらに登録していた有馬記念を除外されてスライド出走になる。

常識的に予想すると狙いづらい馬ながら、関係者から漏れ伝わってくるのは強烈な“買い”の気配だ。

事情通の記者は「(翌週にレースで騎乗した)菅原明が『申し訳ございませんでした』って差し入れを持って謝りに来た。心房細動は誰のせいでもないし、むしろ厩舎スタッフの方が恐縮していたくらい。あれを意気に感じない関係者はいないよ」と菅原明騎手の行動を称賛。

また除外された有馬記念についても「心房細動は一過性。調教では持ったまま自己ベストに迫る好時計を叩き出していたように、出走枠に滑り込んでいたら掲示板には載れたはず。この中間は状態をキープしているし、評価を下げるなら逆に狙い目だよ」と意に介さない。

極めつけは中野栄治師が2月末で定年。厩舎解散が迫っていることを受けて、今回は俗に言う『引退ヤリ』を施して挑むことだ。

ちなみに正月3日間開催の中野栄厩舎は、合計10頭の管理馬が出走して[0-4-1-5]連対率40%、複勝率50%の好成績。しかも中山金杯3着マイネルクリソーラ(6人気)を始め、馬券に絡んだ馬の大半が人気薄での激走だった。

3着 マイネルクリソーラ(6人気)
2着 イーサンハンター(2人気)
2着 マウンテンエース(6人気)
2着 パルデンス(8人気)
2着 アイブランコ(6人気)

惜しくも勝利こそならなかったものの、毎年10勝前後の厩舎とは思えない馬券率。日経新春杯ブローザホーンも人気の有無に関わらず、馬券を抑えておいて損はないだろう。
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日経新春杯編

■プロフィール
記者歴十数年の中堅記者。1500レースを超える重賞のデータ分析と現場情報の二刀流が武器。有馬記念は◎ドウデュース、フェアリーSは◎イフェイオンをズバリ!
人気濃厚ハーツコンチェルト
実は買う要素が全くない!?
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