完全攻略ファイル No.2
【セントライト記念】能力重賞級!遅れてきた大物が好配当馬券の立役者に!?
遅れてきた大物――。
競馬界では使い古されたフレーズながら、今年の
セントライト記念(中山・芝2200m)において、
コスモサガルマータを説明するのに最も相応しい言葉ではないか。
新馬6着後に「未勝利→1勝クラス」を連勝。余勢を駆って挑んだ京都2歳Sでは鞍上に世界の名手ムーアを確保するなど、当時関係者の期待度は並々ならぬものがあった。
ところが好事魔多し。京都2歳Sは後方のまま11着に大敗。レース後にムーアから「(稍重の)馬場が合っていなかった。(イレ込み対策の)メンコも外した方がいい」とダメ出しされる始末も、事情通の記者によると“本当の敗因”は別にあるらしいのだ。
「普段から油断するとどこに飛んでいくか分からない気の荒さがある馬で、京都2歳Sの時も装鞍所で大暴れしてさ。それを知らないムーアがビビってヤラズに徹しただけ。レース後のコメントも『俺をこんな危ない馬に乗せるのか?』って当てつけだよ」とキッパリ。
その後は爪の裂蹄で3歳春クラシックを全休するも、復帰戦の新潟2勝クラスをラスト3ハロン32秒7の豪脚で快勝。再び素質の片鱗を垣間見せた。
想像を超える走りに厩舎サイドも「あの競馬でも久々の分、仕上がりには余裕があった。使った上積みが相当大きいと思うし、まともに走れば重賞でも楽しみだよ」と大きな期待を寄せており、まだ能力がバレていない今回は先物買いで狙っておきたい。
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