教えてマサカツ先生!

【ヴィクトリアM】知らなきゃ損する「コース替わり」のカラクリ!


今週はヴィクトリアマイル(G1、東京芝1600m)が行われます。11月に行われるエリザベス女王杯と並び、古馬の牝馬にとって大目標となるレースです。

ただ、京都芝2200mのエリザベス女王杯とヴィクトリアマイルは全くの別物。好走するのに求められる適性が大きく異なりますし、「レース特有の好走傾向から浮上する穴馬の存在」も無視できません。

毎年、4月末のフローラS週から6月までのロングラン開催となる東京競馬場では、馬場の消耗を防ぐためにコースの内側に《仮柵》を設置して対策をとっています。

そして切り替えの最初のタイミングが、まさに今週なのです。NHKマイルC週までは仮柵を置かないAコース、ヴィクトリアマイル週からは内側の3メートル外に仮柵を置く“Bコース”で行われます。ここにカラクリがあるわけです。

馬場の内目が綺麗になることでスピードが出やすくなり、「高速馬場」などと呼ばれる条件へと一変します。そうなると内を走る逃げ・先行馬が走りやすくなるため、余力を残した状態で直線勝負へと臨めます。

前が簡単に止まらないと、後ろからどれだけ凄い脚で差してきても物理的に届かないという決着になりやすいわけです。

過去5年の脚質別成績を振り返っても1~3着馬15頭のうち、半数近い7頭が1~4番手につけていました。逆に4コーナーで11番手より後半より競馬をしていた追い込み馬は、直線の長い東京コースにも関わらず1頭も馬券に絡んでいません。

【ヴィクトリアマイル脚質別成績】
逃げ[0-0-0- 5]複勝率0%
先行[2-3-2-11]複勝率38.9%
差し[3-2-3-29]複勝率21.6%
追込[0-0-0-23]複勝率0%

2015年には大逃げを打った単勝291.8倍の最低人気ミナレットが3着に激走。道中2番手を追走した12番人気ケイアイエレガントが2着に粘り込み、G1歴代最高配当となる3連単2070万5810円の大波乱決着となりました。

先ほど紹介したレース傾向を考慮すると上位人気馬だと、後方からの競馬が想定されるステレンボッシュより、ある程度前目のポジションにつけられそうなアスコリピチェーノが狙い目でしょう。久々の1600m戦に戸惑わなければ先行できるクイーンズウォークも候補となりそうです。
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