12月6日(日) 中京11Rチャンピオンズカップ(GⅠ) ダ1800m
●田中充興の見解
国内ダートで無敗のクリソベリルが今回のメンバーでは1番強い、しかし前走のJBCクラシックでは休養明けながら自己ベストタイの指数で快勝した。そうなるとよほど能力の天井が高く、ここまで隠された能力がない限りは反動が出てしまうだろう。さらに外枠。状況的にはクリソベリルにとってはデビューから今回が一番厳しい戦いになるだろう。過去を振り返ればJBCクラシックを快勝した馬が、その次走でチャンピオンズカップに出走、しかしほとんどの馬はそのパターンで敗れている。ハイレベルなG1戦を連勝するのはとても難しいことなのだ。ただ今年のG1はやたらと1番人気が強い。逃げ馬が不思議な逃げをして1番人気に勝たせやすいような流れを作っているようなレースが目立つ。ここも想定外の展開になり1番人気が結果を出すということになるのかもしれないが…。
2番人気のカフェファラオ、近年のチャンピオンズカップは勢いのある3歳馬が結果を出している。しかし結果を出した3歳馬たちはその時点までに古馬G1で通用するレベルの指数で走った経験のある馬が多かった。カフェファラオはデビュー3戦目のユニコーンSは3歳馬としては優秀だったが、古馬G1級ではなかった。前走は叩き台を勝利したわけで相手が弱く、指数が平凡、レース内容も平凡な点は問題なく、むしろ平凡だからこそ今回に向けては余力を残せたわけで好感となるが、そうは言っても本当に今回のメンバーで通用するかは何とも言えないところがある。
普通に考えれば、ここは波乱サイドのレースになる確率の方が高いだろう。
今回の本命はエアアルマスにする。この馬はもともと芝路線を走っていた馬だが、ダートに転向してから上昇一途。前々走では東海ステークスを勝利、正攻法の競馬でヴェンジェンス、インティを完封した内容は優秀だった。前走のみやこステークスはかなり強気な競馬、人気の逃げ馬ベストタッチダウンを早々と失速させ、勝ちに行く競馬。付いてきたクリンチャーが強すぎる競馬で、エアアルマス自身も失速してしまったが、スピードの健在ぶりは見せたし、叩き台の競馬としては文句なしだった。今回は粘りも増してくるだろうし、スピード能力の高さを生かして内枠から自在の競馬ができそうだ。出遅れさえなければ好勝負必至だろう。
●上位人気馬格付けチェック
馬番 | 馬名 |
能力 |
上昇度 |
馬券妙味 |
② | ゴールドドリーム | B | C | C |
④ | エアアルマス | B | A | A |
⑦ | カフェファラオ | C | A | B |
⑮ | クリソベリル | A | C | B |
※各付けチェックの表記について
上位人気馬を[絶対能力]-[上昇度]-[馬券妙味]の各項目についてABCの3段階で評価しています。
●最終結論
◎ | ④ | エアアルマス |
○ | ⑩ | アナザートゥルース |
▲ | ⑪ | チュウワウィザード |
△ | ⑦ | カフェファラオ |
△ | ⑮ | クリソベリル |
●穴の馬連 卍固め
4 | - | 10 | (25%) |
4 | - | 11 | (25%) |
4 | - | 7 | (25%) |
4 | - | 15 | (25%) |
●3連単
[軸]4 [相手]7.10.11.15(◎1頭軸マルチ 36点)
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