10月25日(日) 京都11R菊花賞(GⅠ) 芝3000m
●田中充興の見解
3冠馬になるような馬はまず運が強い。何か魔力のようなものがある気がする。先週のデアリングタクトで特にそう感じた。先週の日曜日京都10レースの勝ち馬レイパパレの指数は秋華賞では2着に相当するものだった。その指数はレイパパレが逃げてマークしたもの。もし抽選で秋華賞に出走したならば、自然と差し競馬になったであろう。そうなった場合はレイパパレがもっと高い指数をマークした可能性もある。そうなったら3冠は阻止された。
また実際に出走した馬で逆転の可能性があったウインマイティーは前に行くことができずに不発。もし当日の馬場の回復がもっと遅かったら、あんなに先行馬が前に殺到するレースにはならず、先行して全能力を出し切って3冠阻止の可能性があったが、天がそうなることを許さなかった。結局差し馬のなかでピークだったマジックキャッスルが2着になったのだが、マジックではデアリングを逆転することはできない。何かデアリングタクトの3冠は何者かに最初から約束されていたような気がする。
本命はコントレイル。今回の菊花賞、最大の強敵と言えたのは7月阪神の兵庫特別を例年の菊花賞勝ち当確レベルの指数で圧勝したロールオブサンダー。スタミナは相当なものがあり、全能力を出し切ってもコントレイルが勝てなかった可能性が高かった馬だ。しかしロールオブサンダーは故障した。また雨が降った場合に最強だった可能性が高かったのはパンサラッサ。この馬もスタミナの塊で神戸新聞杯を叩いて上昇必至だっただけにコントレイル打倒の可能性は十分だったが、なぜか先週の古馬オープンに出走してしまった。やはり3冠馬になるような馬は不思議とライバルが消えていく。
今回のコントレイルはローテーション上、決して良いものではなかった。しかしコントレイルは神戸新聞杯でスムーズさを欠き、全能力を出し切れなかった。その為に今回に向けて多少余力が残った。コントレイルは今回100点のデキではないだろう。しかし悪くはないと言う状態と見る。それならば今回のメンバーでコントレイルを逆転するまでの馬は見当たらない。あくまでヒモ探しの菊花賞と見る。
●上位人気馬格付けチェック
馬番 | 馬名 |
能力 |
上昇度 |
馬券妙味 |
③ | コントレイル | A | B | A |
⑥ | ヴェルトライゼンデ | B | C | C |
⑨ | アリストテレス | C | C | C |
⑪ | バビット | A | C | C |
※各付けチェックの表記について
上位人気馬を[絶対能力]-[上昇度]-[馬券妙味]の各項目についてABCの3段階で評価しています。
●最終結論
◎ | ③ | コントレイル |
○ | ⑩ | サトノフラッグ |
▲ | ⑤ | サトノインプレッサ |
△ | ⑭ | ヴァルコス |
△ | ⑮ | ブラックホール |
●穴の馬連 卍固め
3 | - | 10 | (40%) |
3 | - | 5 | (25%) |
3 | - | 14 | (25%) |
3 | - | 15 | (10%) |
●3連単
[軸]3 [相手]5.10.14.15(◎1頭軸マルチ 36点)
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