うまスクエア

12月9日(日) 阪神11R

阪神ＪＦ(GⅠ) 芝1600m

●上位人気馬格付けチェック

馬番	馬名	能力	上昇度	馬券妙味
④	シェーングランツ	A	C	C
⑨	クロノジェネシス	A	B	A
⑪	ビーチサンバ	B	B	B
⑬	ダノンファンタジー	A	C	B

※各付けチェックの表記について
上位人気馬を[絶対能力]－[上昇度]－[馬券妙味]の各項目についてＡＢＣの３段階で評価しています。

●田中充興の見解
アルテミスSは好メンバーが揃い、ペースはハイペースで流れた。そのことから考えて、今回穴で面白いと思われるのはグレイシアとウインゼノビア。ともに前走は前目でレースを進め、ペースが厳しくなり、能力を出し切れなかった。五分の力関係の古馬のレースならばこの２頭の巻き返しを狙うのがセオリーだが、２歳戦は成長比べの面があり、前走で大敗している馬は相当な理由がないと、巻き返しを狙っても不発になる事も多々。

では人気馬はどうかと言えば、シェーングランツは前走アルテミスSでうまく追い込みがハマっての好走、とても信用しきれない。アルテミスSで上位入線馬の中ではビーチサンバの方が早め先頭から２着だっただけに内容は濃いと見る。

ダノンファンタジーの前走ファンタジーSはメンバーがアルテミスSと比べると落ちる感、うまく前が引っ張ってくれたところを差した恵まれた内容、人気ほど強いかと言えば微妙と見るし、例年ファンタジーS勝ち馬は阪神JFではおとぼけの結果になる事の方が多い。

そこで今回の本命には能力面、人気のバランスを考えてクロノジェネシスを推す。新馬戦は小倉最終週の時計の掛かる馬場、並の馬ならば最後は失速のラップを刻むのが当然の状況、ところが最後まで加速しながらラスト１F１１．１秒、驚きの快勝劇だった。前走のアイビーSでも好位から伸びて上がり３２．５秒で快勝、恐ろしい瞬発力の持ち主だ。まだ目一杯と言った感じのレースぶりには見えない。現在は連載が終わったが、もし今でも銀行ホースや田中セレクション、R2Cのようなページが続いていたとして、今年の2歳牝馬のなかで推奨馬に選ぶならばクロノジェネシスの新馬戦は間違いなく推奨していただろう。他に選ぶ可能性があるならばシェーングランツの未勝利戦かな。他のレースは選ばないだろう。そのぐらいクロノジェネシスの新馬戦は光っていた。今回は完璧なピークではないと見るが、それでも今回の阪神JFを勝利するにふさわしい素質の馬だ。

お願いが一つ、これだけの瞬発力の持ち主、早仕掛けをしないでほしい。同馬の姉ノームコアもかなりの瞬発力を秘めていたがエリザベス女王杯は早仕掛けで最後に止まってしまった。エリザベス女王杯自体はスローペースだったが、早仕掛けをしてはダメなのだ。先週のチャンピオンズカップでウェスタールンドが２着入線した最大の理由は最後方待機策だったから。瞬発力型の馬は脚を溜めてこそ最後に弾ける。

●最終結論

◎	⑨	クロノジェネシス
○	⑦	ウインゼノビア
▲	⑫	レッドアネモス
△	⑩	タニノミッション
△	⑯	グレイシア

●穴の馬連 卍固め

7	-	9	（30%）
9	-	12	（30%）
9	-	10	（20%）
9	-	16	（20%）

●３連単
[軸]9 [相手]7.10.12.16（◎１頭軸マルチ 36点）