佐々木主浩の大リーグボール22号

大リーグボール22号[第882球]

【札幌2歳S】他の2歳Sとの違い

出雲崎特別で3着だったインヴィクタの次走が、9月17日の甲武特別(阪神・芝2400m)に決まりました。中京、新潟の前2走が、いずれも前が止まらずに差し届かずという内容でしたので、今度は右回りに替わって最後にもうひと伸びできるかですね。

そして、その翌週には、ブラヴァスヴァロリザーの楽しみな2歳馬コンビがスタンバイ!今週も札幌でアヴァントヴォーティブが走りますが、愛馬の出走が増えはじめたことで、今年も秋の訪れを感じています(笑)


それでは、土曜は【札幌2歳S】を検討します。夏競馬中に行われる“○○2歳S”は、OPの中京を加えて5鞍実施され、その中で最もクラシックに直結するのが、芝1800で行われる札幌2歳Sです。他の2歳Sは、キャリアや持ち時計など、どちらかと言えばその時の完成度の高さがモノを言うレースですが、これまでも数々のGIホースを送り出してきた札幌2歳Sは、完成度よりもその馬のスケールの大きさが重要だと思っています。

今年は、例年以上の好メンバーが揃った印象ですが、その中でも“スケールの大きさ”で言えば①クラージュゲリエでしょう。デビュー戦は、5F通過が67秒台という超スローを何とか折り合い、4角後方3番手から大外をブン回しての勝利。スタートも良く、ポジションを取ろうと思えば取れたレースでしたが、今後のことを考えてモレイラが馬込みの中で我慢することを教え込んでいましたね。当然、この馬が完成するのはまだまだ先ですが、前走のあの我慢が今後は効いてくるんです。

今回はモレイラ不在により、ミルコがわざわざ札幌にやって来ました。その時点でも期待の高さは分かりますが、前走で見せた強烈な末脚を今回はミルコがどうやって引き出すのか、非常に楽しみな一戦です。

相手は、⑨ラブミーファイン⑩ウィクトーリア⑤アフランシール⑦ナンヨーイザヨイ⑭ナイママ⑫トーセンギムレット⑪クリスタルバローズで、馬券は、①クラージュゲリエ軸の3連複フォーメーションと相手上位4頭に流す馬連。

【参考買い目】
●3連複フォーメーション(11点)
[1頭目]1
[2頭目]9.10
[3頭目]9.10.5.7.14.12.11

●馬連(4点)
[軸]1
[相手]9.10.5.7

JRA現役馬主でGⅠ5勝オーナー【佐々木主浩・大リーグボール22号】はレース当日10時頃公開!
次回の更新を楽しみにお待ちください!!

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佐々木 主浩

伝家の宝刀・フォークボールで日米通算381セーブの金字塔を打ち立てた“大魔神”2006年11月に馬主登録を行い、僅か5年半後の2012年2月にはクイーンカップで所有馬のヴィルシーナが1着となり、馬主として初めて重賞競走を制覇すると、さらに翌々週には阪急杯でもマジンプロスパーが優勝。2013年5月12日ヴィクトリアマイルでヴィルシーナが優勝し、初のGI競走制覇を果たす。

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