うまスクエア

【境和樹・穴馬券ネオメソッド】

AM1422kHz・ラジオ日本【日曜競馬実況中継】にて『穴馬券ネオメソッド』の血統スナイパー・境和樹が10R～12Rのメイン解説を担当します。(14時40分頃より放送予定)

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中山11R 中山記念(G2)(芝1800ｍ)


昨年は10人気のドーブネに◎を打って上手く行ったレース。あのドーブネは、まさしく中山記念で買うべき馬の典型例でした。

中山記念の三種の神器、それは……

・ストームキャット系
・リピーター
・先行脚質

これです。



血統的には、ストームキャット系が優勢。

昨年のドーブネは、母父フットステップスインザサンドがストームキャット系。4人気3着ジオグリフも、父がストームキャット系ドレフォンでした。

その他、21、23年とこのレースを2回制しているヒシイグアスは、母父バーンスタインがストームキャット系でした。

後述する脚質面のファクターにも関わることですが、中山記念は機動力が極めて重要なレース。そこで、米国血統特有の前進気勢が効果的に作用するという構図。そして、その米国血統の中でもストームキャット系の優位性が強いということです。



日本でも有数のリピーターレースである中山記念。これまで16頭が2回以上馬券に絡んでいます。昨年のドーブネも、前年7人気3着に続く10人気2着の好走でした。

特殊な適性が求められる中山非根幹距離ゆえに、その特殊な適性を持った馬がパフォーマンスを跳ね上げやすいということです。

最後に脚質。

中山記念は先行できる機動力が非常に重要なレースで、過去10年を振り返っても、4角4番手以内の馬が【9-6-6-25/46】であるのに対し、5番手以下の馬は【1-4-4-68/77】と明確な差が出ています。

スタートしてから最初のコーナーまでの距離が短く、比較的早く隊列が決まりやすい中山芝1800mは、元々先行馬が圧倒的に有利な条件。それがそのまま中山記念にも反映されているということです。

ストームキャット系、リピーター、先行脚質という3つのファクターを全て満たしていればベスト。いなければ複数満たしている馬から買う馬を選ぶのが、中山記念の攻略ポイントです。

①シックスペンス
(父母父ストームキャット、先行可)

⑦メイショウチタン
(父母父ストームキャット、先行可)

⑨マテンロウスカイ
(リピーター、先行可)

⑭パラレルヴィジョン
(父母父ストームキャット、先行可)

⑨マテンロウスカイは、昨年勝っているという事実が何より重い貴重なリピーター。

昨年このレースを勝って以降の成績が冴えない点には当然目を瞑ります。特殊な適性を持った馬が複数回好走するのがリピーターレースであり、特殊条件に対する適性に秀でた馬は、えてして他条件では適性ズレすることが多いからです。




阪神11R
チューリップ賞(芝1600m)
◎⑫ルージュソリテール

昨年は、9人気2着セキトバイーストが該当していた、チューリップ賞の英国GⅠ血統。今年もこのポイントに注目です。



チューリップ賞は、古くから欧州血統の価値が非常に高いレース。その中でも英国GⅠとの繋がりが最も強いと言えます。



昨年、9人気で2着だったデクラレーションオブウォーは、英国際Sの勝ち馬で血統テーマに該当していました。

一昨年の勝ち馬モズメイメイの父フランケルは、現役時代に14戦14勝のうち10勝が英国GⅠだった馬。その他、現役時代にキングジョージを勝ったハービンジャー、ドワイエンやディラントーマスなどの名前も見られます。

結果が証明しているチューリップ賞と英国GⅠのリンクを、今年も大切にしたいものです。

③ノクナレア
(父母父ロックオブジブラルタル)

④ナムラクララ
(父母父メディシアン)

⑩メイショウタマユラ
(母母父ルション)

⑫ルージュソリテール
(母母父ダンシングブレーヴ)

⑫ルージュソリテールは、母母父にキングジョージ勝ち馬ダンシングブレーヴを内包して血統テーマをクリアする存在。

重賞戦線でパフォーマンスが上がるエリモピクシー母系出身で、キャリア2戦目の重賞挑戦でも楽しみが勝ります。

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