境和樹の穴馬券ネオメソッド

【境和樹・穴馬券ネオメソッド】


AM1422kHz・ラジオ日本【日曜競馬実況中継】にて『穴馬券ネオメソッド』の血統スナイパー・境和樹が10R~12Rのメイン解説を担当します。(14時40分頃より放送予定)


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新潟11R 新潟2歳S(G3)(芝1600m)

sakai

おそらく日本で行われている重賞の中で、最も直線スピードの重要性が高いレース。それが新潟2歳Sです。

1にも2にも、「いかに他馬より速く上がれるか」が問われます。

このレースが現在と同じ芝1600m施行になった2002年以降、メンバー最速上がりを使った馬の成績は【14-4-1-2/21】勝率66.7%、連対率85.7%、複勝率90.5%という驚異的な成績。

オークスも直線スピードの重要性が高いレースとして知られていますが、それを上回ると言っても過言ではありません。

昨年も、メンバー最速の上がりを使ったキタウイングが4人気で勝利しています。

では、どんな馬が上がり最速の脚を使うかが大事になるところ、まず重要なファクターは、「前走でメンバー2位以内の上がりを使って勝っている」ということ。

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昨年も、上位3頭はいずれもこのテーマをクリアしていました。過去10年まで対象を広げても、3着内馬30頭のうち、15年3着マコトルーメンを除く全ての馬がこのテーマをクリアしていました(もっとも、そのマコトルーメンの前走も、重賞の函館2歳Sでメンバー最速上がりをマーク。5着に終わって着順要件を満たしていなかっただけです)。

次に、前走でどんな距離を使っていたかというファクター。基本的には、同距離ローテが強いことが特徴的。

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馬券圏内という視点で見ればどの距離からでも可能性がないとは言えませんが、勝率と連対率ベースでみると損得は明らか。特に、素質を評価されて人気になりやすい1800mからの短縮馬は、これまで1頭も勝ち馬を出していません。

単複や連軸という視点でみれば、狙うべきは同距離ローテ、1400mからの延長組でもまあ良しと言ったところです。

まとめると、新潟2歳Sで狙うべき馬のタイプは、「前走で1400~1600mを使っていた馬で、メンバー2位以内の上がりを使って勝っている馬」ということになります。

今年のメンバーで言えば……

③エンヤラヴフェイス

④ルージュスタニング

⑤ルクスノア

⑦ジューンテイク

⑩ヒヒーン

⑪クリーンエア

⑫アスコリピチェーノ

⑪クリーンエアは、前走マイル戦でメンバー最速の上がりを使って勝利。

前が詰まったことで脚が溜まったとはいえ、外に切り替えてから猛然と差を詰めて差し切り勝ち。あの瞬発力こそ新潟2歳Sで求められる直線スピードとイコールになります。



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新潟9R
五頭連峰特別(芝1600m)
⑰ニシノライコウ

良い馬が揃って頭数も多く、馬券妙味のあるレースと判断して、⑰ニシノライコウの巻き返しに一票。

前走は半マイル48.7-45.4秒という超後傾戦。そもそも位置取りが悪すぎてノーチャンスだったわけですが、直線で伸びずバテずの馬の後ろに嵌まってしまい、かなり踏み遅れるロスが痛恨。まともでも突き抜けるまでは至らなかったにせよ、もっと上の着順があって然るべき競馬でした。

2走前の東京戦で見せた上がり33.7秒の末脚は、高速耐性が問われる新潟外回りへの適性も感じさせるもの。

何より、当時負かした馬はシルトホルン(ラジオNIKKEI賞2着)にコンクシェル(現3勝クラス、好時計で連勝中)ですから、2勝クラスで頭を打つとは考えにくいでしょう。

混戦を断つ末脚一閃に期待します。


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境 和樹

『東京スポーツ』や『競馬最強の法則』などで人気コラムを執筆。各メディアから最も注目されている新進気鋭の実力派予想家。合格率2.8%の司法書士試験を合格した頭脳が辿り着いた境地は「勝ちたければ、三複・三単は捨てろ!!」血統理論×ペース解析により導き出された必然の穴馬から『単複1点勝負』を敢行し驚愕の大幅黒字収支を叩き出す。

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