元教官・蓑田早人の蓑田塾
積極的な騎乗で歓喜の瞬間も近い!?
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こんばんは。蓑田です。
先週の東京新聞杯をウインカーネリアンで制した
三浦皇成騎手。
直線の長い東京競馬場であの相手に逃げ切り勝ち。しかも時計もかなり速かったので馬自身が力を付けていることは間違いないが、ハナを切るという判断ができたのは大きかった。
以前、重賞やG1になると積極性がなくなる、決め打ち気味になると苦言を呈したこともあったけど、昨年あたりから積極的な競馬をするレースが増えてきたような印象がある。
フェブラリーSのギルデッドミラーは残念だけど、今年こそはG1勝ちの瞬間が訪れるんじゃないかと今から期待しているんだ。成績も上がってきそうだし、今年はしばらく注目してみようと思っているよ。
共同通信杯では
キョウエイブリッサに騎乗する。本命とはいかないが、朝日杯FSで4着の馬だし乗り方一つで上位に食い込む可能性はあるだろう。
重賞以外だと9Rの
ウインエクレール。近況一息で人気を落としそうだが、スイートピーSの勝ち馬。この条件で変わる可能性はある。重賞を勝たせたばかりのウインの馬でもあるからね。
共同通信杯は素質馬揃いだが、個人的にはダノンザタイガーとレイベリング、この2頭が中心になると考えている。
京都記念はドウデュース。凱旋門賞以来の競馬になるが、思った以上に初戦から具合は良さそうだった。大丈夫だと思うけどね。
日曜の騎乗一覧と評価
レース | 条件 | 馬名 | 評価 |
東京3R | ダ1600m | サンバデルンバ | B |
東京4R | ダ1600m | キャルドーン | A |
東京5R | 芝1800m | サクセスパルス | B |
東京9R | 芝1800m | ウインエクレール | A |
東京11R | 芝1800m | キョウエイブリッサ | B |
東京12R | ダ1400m | マイグレーション | C |
今週、7日に競馬学校の卒業式があり、JRAからも公式に『2023年(令和5年)度の新規騎手免許試験合格者』が発表された。
3月にデビューを迎える39期生の6人。今年は美浦に4人、栗東に2人という振り分けになる。
鈴木伸尋厩舎に所属し、横山武史騎手の妹弟子という形になる小林美駒騎手は「最初こそ心配だったが、どんどん上手くなっていった。模擬レースでもしっかり結果を出している」という評価。
それと、「周りから好かれやすく、人間関係には恵まれそうなタイプ。これも騎手としては大事な部分」とのことだ。美浦では藤田菜七子騎手以来となる女性騎手なので、最初から結構乗り馬は集まるんじゃないかな。
佐藤翔馬騎手は小桧山悟厩舎に所属する。小桧山厩舎には既に山田敬士騎手と原優介騎手(と高野和馬騎手)がいて、しかも来年2月が定年。
この状況で新人騎手を迎えることを不安に思うファンもいるかもしれないが、佐藤翔馬騎手を含めた現在の所属騎手は小桧山厩舎が解散したら青木孝文厩舎や小手川準厩舎、いずれも小桧山厩舎で学んだ調教師の厩舎にスムーズに移籍できるよう話が付いているそうだ。
以前にもこのコラムで話したと思うけど、小桧山調教師は本当に人を育てるのが好きな方。最後の年に新人騎手を迎え入れることについても、かなり意気込んでいたそうだよ。
一気に話すと長くなってしまうので、他の新人騎手についてはまた今度。38期生は今村聖奈騎手、角田大河騎手の大活躍が目立った一方、まともにチャンスを貰えないまま1年が経ってしまった騎手もいた。今年はどの騎手もしっかり乗鞍を与えられた上で結果で競ってもらいたいんだけどね。
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