元教官・蓑田早人の蓑田塾
スポット参戦でも大丈夫!
※蓑田塾では、ユーザーからジョッキーに関する質問を募集いたします。
質問の宛先はコチラ!→ info@umasq.jp
たくさんの質問をお待ちしております!
こんばんは。蓑田です。
今週からは新たにムーア騎手とレーン騎手が加わり、短期免許の外国人騎手が5人に。
元教官の立場としては若手騎手の活躍の機会が奪われるこういう状況は好きではないが、ムーアなんかはやっぱり上手いし、外国の名手を日本に呼びたくなる競馬会やオーナーサイドの気持ちも分からない訳ではない。
とはいえ、日曜日はマジカルラグーンのフォーリー騎手、JRA免許のルメール、ミルコも含めて阪神に外国人騎手が6人いる。こうなると、若手騎手は活躍の場をG1裏に求めることになるのが自然だ。
今村聖奈騎手は先週は阪神で乗っていたが、日曜日はデビュー以来初めてとなる東京で騎乗。まだ競馬学校の生徒だった時に模擬レースで乗って以来の東京らしいね。
G1でも存在感を高めていた35期生も、岩田望来騎手と小林凌大騎手は東京で、菅原明良騎手、斎藤新騎手、団野大成騎手、亀田温心騎手は福島。日曜日はそれぞれG1裏に回って騎乗馬を集めているようだ。
中でも福島記念は明良がオニャンコポン、団野がカテドラル、新がフィオリキアリにそれぞれ騎乗する。上手くいけば同期でのワンツーやワンツースリーがあるかもしれない。
明良は4年目にしてローカル回りは半ば卒業しているようで、ローカル開催の福島で騎乗するのは福島牝馬Sの行われた4月23日に続いて日曜が今年2回目。とはいえ夏の福島では8勝を挙げているので、スポット参戦でも大丈夫だろう。
福島記念のオニャンコポンはおそらく1番人気になる馬だが、他にも良い馬に多く乗せてもらっている。
7Rの
フリートオブフットは初騎乗になるが、これはローカルならではの乗り替わり。奥村武厩舎としても相当自信があるようだよ。
日曜の騎乗一覧と評価
レース | 条件 | 馬名 | 評価 |
福島1R | ダ1700m | オボッチャマ | B |
福島2R | 芝2000m | デイジーロック | C |
福島3R | ダ1700m | キュン | C |
福島6R | ダ1700m | ホウオウヴォーヌ | B |
福島7R | 芝1200m | フリートオブフット | A |
福島8R | 芝1800m | ディープレイヤー | A |
福島9R | 芝1200m | スプレモフレイバー | B |
福島10R | ダ1700m | ハイエストポイント | B |
福島11R | 芝2000m | オニャンコポン | A |
今週はエリザベス女王杯。各世代から有力馬が揃い、かなりの混戦模様となっているが、私は3歳馬3頭とデアリングタクトに注目している。
3歳馬3頭というのは、秋華賞でワンツーを決めた高野友和厩舎のスタニングローズとナミュール、そして外国馬のマジカルラグーンのこと。
まずはスタニングローズとナミュール。この2頭は引き続き有力だろうけど、個人的には今回はナミュールの逆転があっても驚けないと思っている。
スタニングローズは紫苑Sから始動して今回が3戦目なのに対して、ナミュールは秋華賞が秋初戦で今回は叩き2走目になる。
それに、秋華賞のスタニングローズは文句なしの競馬ができていたけど、ナミュールはスタートで接触があったり、勝負どころ、直線で外にモタれるところがあったりと力を出し切れたとは言えないからね。武史も久々のG1勝利に向けて、今回は秋華賞以上に気合が入っているんじゃないかな。
そしてマジカルラグーン。このレースに外国馬が参戦するのは久々になるが、この後はジャパンカップへの転戦も視野に入れているということで、日本の馬場に対する適性を感じているんじゃないかな。
実際、日本に来てからの調教も良く見えたし、映像などを見る限り、確かに日本の馬場はこなせそうに見える。人気的にも買っておきたい1頭だと思っているよ。
デアリングタクトはオールカマーの時が調教からして良く見えなくて、叩き台という雰囲気だった。それでもG2くらいは地力で何とかしてくるだろうと思っていたのであれだけ走れなかったのは意外だったけど、今回は状態面は明らかに良くなっているし、巻き返してくる可能性は高いと思うよ。
あとはジェラルディーナやイズジョーノキセキ、そしてウインは3頭とも気になるけど…。混戦だけあって名前を挙げていくとどんどん買いたい馬が増えてしまうね。やっぱり基本的には3歳3頭とデアリングタクトまで、この4頭を中心に評価したい。
コチラも注目
【平井雄二のBe The Winner】エリザベス女王杯・伝統の激走パターンで勝負気配が透けて見える2頭!