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元教官・蓑田早人の蓑田塾

日曜日は35期生が大暴れ!?

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こんばんは。蓑田です。

今年の秋は32期生の荻野極、坂井瑠星が続けてG1初勝利を達成したが、次にG1に手が届くんじゃないかと期待しているのが35期生。

以前からこのコラムでは頻繁に取り上げている世代だが、既に岩田望来、斎藤新、団野大成、亀田温心、菅原明良が重賞を勝利。望来は高松宮記念でクビ差2着まで迫っている。

今週は菅原明良騎手がカラテとともに天皇賞・秋に挑む。今回勝つようならとてつもない大金星になるが、新潟記念の勝利で距離にはメドが立ち、左回りも合っている。壁は厚いが、上位勢が力を出せないような展開になれば2～3着はあり得るんじゃないかな。

明良は土曜日のスワンSでも穴馬で2着。日曜日の東京でも短期免許の外国人騎手がいる中で天皇賞・秋を含めて10鞍の騎乗を集めている。関係者の信頼を得ている証拠だね。

9RのカワキタレブリーはNHKマイルCで18番人気3着の大仕事をした馬。同舞台の自己条件ならもちろん楽しみが持てる。師匠の高木登厩舎の4Rゴルトレオパルトも初戦から走りそうだ。

そして、明良だけでなく日曜日は35期生が3場で活躍しそうな雰囲気でもあるんだよ。

望来はG1裏の阪神で騎乗し、メインのカシオペアSで騎乗するプログノーシスを筆頭に有力馬が揃っている。

斎藤新は土曜日の新潟でもメインレースを含む2勝を挙げて好調だったが、日曜も新潟。メインのルミエールオータムダッシュでは師匠の安田隆行厩舎のスワーヴシャルルに騎乗するが、これが8枠16番を引き当てて一気にチャンスが出てきた。

団野大成は阪神で8鞍、亀田温心は新潟で3鞍、小林凌大は新潟で2鞍。このうち、何人がいくつ勝つかが楽しみだ。もしも新潟メインで斎藤新、阪神メインで望来が勝つようなことになれば、カラテにも見えない力が働くかもしれないね。

日曜の騎乗一覧と評価

レース	条件	馬名	評価
東京1R	ダ1400m	マホロバ	A
東京2R	芝1600m	スパークタイムリー	B
東京3R	芝2000m	エルクリード	C
東京4R	ダ1600m	ゴルトレオパルト	A
東京6R	芝1600m	モメントグスタール	B
東京7R	ダ1600m	ララエフォール	A
東京9R	芝1600m	カワキタレブリー	A
東京10R	ダ1400m	ピンシャン	B
東京11R	芝2000m	カラテ	B
東京12R	ダ1300m	レッドランサー	C

今週は秋の天皇賞。今年もとても楽しみなメンバーが揃ったね。

今回は馬券的に注目というより、私がこのレースで乗ってみたい馬の順番を挙げてみようと思う。一番乗りたいのはジャックドール、二番目がイクイノックス、三番目がシャフリヤールだね。この3頭はどれも勝つだけの力があると思うよ。

中でも一番乗りたいというか、このレースで騎乗していたらやり甲斐があるだろうなと思うのがジャックドールなんだ。藤岡佑介騎手には頑張ってもらいたいね。

ジャックドールは札幌記念で控える競馬ができたので、今回も無理にパンサラッサやバビットなどと競り合うことはしないだろう。パンサラッサが飛ばして逃げるような主張をしているのなら尚更だ。

となると、ジャックドールは前にパンサラッサ、後ろにイクイノックスとシャフリヤールを見るようなポジションになる。前後に有力馬がいる立場というのはある意味では難しいが、上手くやればレースの主導権を握れるということ。自力で勝ちに向かえるポジションというのは騎手にとっても力が入るものだよ。

私なら、パンサラッサは好きなだけ行かせて2番手を確保し、そのパンサラッサは意識せずとも交わせると割り切って、後ろにいるイクイノックス、シャフリヤールと勝負するつもりで乗りたいね。

札幌記念のようにパンサラッサを交わして勝つつもりで乗ると、後ろからまとめて交わされてしまう。なので、後ろにいるイクイノックス、シャフリヤールとの距離を考えながら直線で一気にリードを開いて押し切るような競馬をした方が良いんじゃないだろうか。

実際に佑介がどう乗るかは見物だが、父の藤岡健一先生にも城戸義政を預かってもらった恩があるし、是非とも親子制覇を成し遂げてもらいたいね。


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