元教官・蓑田早人の蓑田塾
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こんばんは。蓑田です。
先週の秋華賞はスタニングローズが勝利。坂井瑠星騎手は同期でスプリンターズSを勝った荻野極騎手に続いて、G1初勝利となった。
瑠星、荻野極は32期生。この代は他に菊沢一樹、木幡巧也、森裕太朗、藤田菜七子がいる。菊沢一樹は高松宮記念でキルロードを大穴の3着に持ってきたし、今年の32期生はなかなか勢いがある。
そんな中で、今年は苦しんでいる印象なのが藤田菜七子騎手だよね。
今年はまだ5勝。色々なことを試しているし、また色々なこともあったようだけど、私から見ても“悩んでしまっている”というところが否めない。
もう7年目なので自分の中でポリシーもあるだろうし、変えていく、周りの声を聞き入れるというのも簡単ではないと思うけど…。今こそ原点に立ち返ってみるのが大事なんじゃないかと思う。そして、開き直って競馬を楽しむ気持ちを取り戻してもらいたいね。
女性騎手でいうと、今年は今村聖奈騎手の話題ばっかりだったけど、ここにきて永島まなみ騎手も上手くなってきた。今週の土曜日も逃げ切りで2つ勝っていたね。
今村みたいにデビューの時から完成しているというのは男女に関係なく稀なことで、普通はデビューしてからさらに体力を付けて、技術を磨いていくもの。永島の場合は体がシッカリしてきたことで、追い方や姿勢が明らかに良くなってきているね。
あと、永島は学校にいた時から性格というか、人当たりはとても良かった子だからね。技術が追い付いてくればこの先もっと多くのチャンスが巡ってくるんじゃないかな。
逆に今村は最初からこれだけの結果を出しているからこそ、謙虚さを保っていかないと危ないよ。一番は乗せてくれる厩舎の助手さんと衝突しないこと。自分の腕だけで勝っている訳じゃないんだってことを自覚しないとダメだ。
さて、藤田菜七子騎手に話を戻して、日曜日は新潟で4鞍。もちろん一番のチャンスはメインの
新潟牝馬Sの
ニシノラブウインクだろう。51キロなら力通りに回ってくれば勝ち負け。乗せてくれる関係者に感謝しながら勝利を目指してもらいたい。
日曜の騎乗一覧と評価
レース | 条件 | 馬名 | 評価 |
新潟6R | 芝1800m | ルヴァンノワール | B |
新潟9R | 芝1600m | ローズパルファン | C |
新潟11R | 芝2200m | ニシノラブウインク | A |
新潟12R | 芝1000m | ディアナグラン | A |
今週は菊花賞。春クラシックの実績馬がいないというのが今年のポイントだね。そして、ルメール、デムーロの2人もいなくて出走18頭のうち11頭に私の教え子が乗っている。
私としては既に考えがまとまっていて、個人的に買う馬券も決めているんだ。
3連単のフォーメーションで、1着が⑭アスクビクターモア、⑰ジャスティンパレス、①ガイアフォース。2着には④ボルドグフーシュ、⑦アスクワイルドモア、⑪ドゥラドーレスを加えた6頭。3着にはさらに⑤ヤマニンゼスト、⑬ディナースタを加えた8頭。
つまり、3頭→6頭→8頭で90点のフォーメーション。いつもよりは手を広げる形になるけど、今年のメンバーなら高配当の可能性もあると思っているんだよ。
勝つのはアスクビクターモア、ジャスティンパレス、ガイアフォースのどれかだと思うけど、この中ではガイアフォースに少し疑問が残っている。
松山が乗るから応援はしているし、一連の競馬から能力も高いとは思うけど、仕掛けてからの反応の悪さがどうも気になるんだよ。昔の馬だけど、本田優が乗っていたカワカミプリンセスを思い出すような感じというか。
菊花賞は途中で動く馬も出てくるだろうし、外から被せられずにスムーズに動いていけるかが心配だ。まあ、そこは松山の腕次第だね。
2~3着の穴候補としては、ヤマニンゼストが気になっている。基本的には教え子のワンツースリーを期待して買う馬を選んだけど、田辺のアスクビクターモアと、武豊のヤマニンゼストは外せなかった。
ヤマニンゼストはルーキーの鷲頭虎太騎手が乗って夏の北海道で2連勝した馬。神戸新聞杯は上手くいったと言えばそれまでだけど、やっぱり武豊は上手く乗ってくるよ。距離も合いそうだし、この馬が絡んでの高配当を獲れれば最高だね。
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