元教官・蓑田早人の蓑田塾
手が合う馬で惜敗続きにピリオドを
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こんばんは。蓑田です。
地元函館の開幕ということで先週も取り上げた
丹内祐次騎手だが、2着は4回あったものの土日で20鞍も乗って未勝利。
私も悔しかったので開催が終わった後に電話したよ。「数だけ乗ってても勝てないんじゃダメだぞ」ってね。そしたら、「2週目の方が良い馬が揃っているんで期待してて下さい!」というんだ。そう言われちゃ乗るしかないので今週も丹内を応援することにするよ。
土曜日は10鞍あって③②⑨③⑥⑤⑩③④⑫着。確かに半分以上で掲示板に載って平均着順も先週より良くなっているが、相変わらず勝てない…。
まあ、日曜日こそはどこかで勝ってくれるだろう。
特に注目しているのが12Rの
マイネルチューダ。お馴染みのマイネルの馬で、勝ち切れない面はあるが丹内とも手が合っている。
そして、実はこの馬は私の甥が担当厩務員をやっているんだよ。だからある意味では私情も込みで応援したいという馬でもあるんだが、できれば最終レースの前に勝ってもらって、余計な緊張をせずレースを見届けたいね。
日曜の騎乗一覧と評価
レース | 条件 | 馬名 | 評価 |
函館1R | ダ1700m | ブレディバンチ | B |
函館2R | 芝1200m | ゴールデンベリル | B |
函館3R | ダ1000m | エリークラウン | B |
函館6R | 芝2000m | マイネルイージス | B |
函館7R | 芝1200m | コスモサンレミ | C |
函館9R | 芝1800m | マイネルエニグマ | B |
函館10R | ダ1700m | アースライザー | B |
函館11R | 芝1200m | コスモアンジュ | A |
函館12R | 芝1200m | マイネルチューダ | A |
先週の函館スプリントSはナムラクレアが楽勝だったね。浜中も50キロで乗るために減量して函館まで行った甲斐があった。次走はセントウルSになるようだが、その次のスプリンターズSまで楽しみが持てそうだ。
さて、先週に引き続き今回も私の函館の話を。森末之助厩舎の所属騎手としてだいたいの年は夏の北海道に行っていたという話をしたが、函館記念はオンワードガイとヤマブキオー、どちらも森末之助厩舎の馬で2度勝たせてもらっているんだ。
どちらも私にとっては思い出深い馬だけど、まずはヤマブキオーの話から。この馬は通算で20勝もした馬で、函館記念を勝ったのは8歳(当時)の年。その前の巴賞を62キロ、函館記念は63.5キロの斤量で勝ったんだよ。今じゃ考えられない斤量だけどね。
賢い馬で、私が乗った時は中団かやや前目に付けてレースをしていたが、誰が乗ってどういう競馬をしても力を出してくれる馬だった。返し馬まで全然気合が乗ってこないのに、ゲート裏まで来ると急に走る気を出したり、自分でレースを分かっている馬だったね。
ヤマブキオーについては東京でハイセイコーとタケホープをまとめて負かしたレースなんかも覚えているよ。あとは休み明けの武蔵野S(当時は芝2000m)で5着に走って、次のダービー卿CT(当時は11月の芝1800m)は絶対勝てるなと思ったところで私が怪我をしてしまい乗り替わりで勝たれて、その次の有馬記念も本当なら乗れるはずだったのに、入院しながら見ることになったりね(結果は5着)。
オンワードガイはほとんどのレースで私が乗って、函館記念の他にも朝日杯3歳Sや目黒記念、AJCCも勝った馬。ダービーにも出られたし、古馬になってからも重賞勝ちだけでなく多くのG1で良いレースをすることができた。
気難しい馬で、デビューした時の感触からすると思ったような成長がなかった馬でもあったけど、毎年夏は北海道で走って、厩舎にとっても私にとってもありがたい馬だったよ。
あとはモンタミールの函館記念も惜しかったなぁ。藤田伸二の馬にハナ差で負けたんだよ。現役の最後の方では兄弟子だった森安弘昭先生の馬や久恒久夫先生の馬、若い頃可愛がっていた中野栄治先生の馬に乗っていたな。
今週はユニコーンSとマーメイドS。ユニコーンSの方は買う馬券を決めている。ジュタロウ、リメイク、ハセドン、コンバスチョン、セキフウ、タイセイディバイン、高木登厩舎の2頭ヴァルツァーシャルとバトルクライ、そして攻め馬が一番良く見えたビヨンドザファザー。この9頭の3連複ボックス84点買い。目移りのするメンバーだけど、いい具合に荒れてくれそうな気がするんだよ。
そして、来週は宝塚記念。前走を見るとデアリングタクトに大きな魅力を感じるけど、しっかり直前まで見極めたいね。
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