元教官・蓑田早人の蓑田塾
勝てるポジションを取れるかどうか…
こんばんは。蓑田です。
今年の日本ダービーを制したのはクロワデュノールと北村友一騎手だった。
皐月賞がああいう競馬だっただけに東京に舞台が替わってどういう競馬をするのかと思っていたが、同じ競馬だったね。
ある意味で開き直ったような、皐月賞以上の正攻法の競馬。一度負けてなお、この馬が一番強いんだという自信を失っていなかったんだろうね。
友一、今回のインタビューでは泣いていなかったね(笑)。それも勝つ自信があったこと、不安より期待の方が大きかったことの表れかもしれないね。
NHKの中継に友一と縁の深い安田隆行元調教師、安田翔伍調教師が呼ばれていたことも話題になっていたようだが、そういう意味では師匠の田島良保元調教師も大層喜んでいるだろうね。
田島良保さんはヒカルイマイで1971年のダービーを勝ち、「戦後最年少のダービージョッキー」に。これで師弟でのダービー制覇ということになった。
2着のマスカレードボールとともに、この世代は秋以降もこの2頭が引っ張っていくことになるだろうね。他の馬もそれぞれベストの路線で頑張ってくれるんじゃないかな。
掲示板を外した馬だとジョバンニは明らかに今までの力を出せていなかった。おそらく秋の菊花賞トライアルに出てくるのではないかと思うが、そこでの巻き返しには注目だね。
元教官・蓑田が厳選!
日曜一番【ルメール】
今週は、春の東京では最後となるG1の安田記念。春のG1の中では、大阪杯と同じような大混戦になるかもしれないね。
(大阪杯は1番人気シックスペンス4.8倍、2番人気ベラジオオペラ5.1倍、3番人気ステレンボッシュ5.2倍、4番人気ロードデルレイ6.5倍)
上位と見ているのはシックスペンス、ジャンタルマンタル、ソウルラッシュ、トロヴァトーレの4頭だが、まずは大阪杯でも1番人気になっていたシックスペンスについて。
大阪杯は負けてしまったが、それでも7戦5勝。やはり実力はかなりある馬だと思っている。大阪杯に比べたら、東京に戻る点や距離を短くする点は良いだろうね。
ただ、あくまで個人的な印象になるが、最近のルメール騎手はあまり信頼できないところがあるんだよ。
気になっているのはポジション取りの甘さ。昔はもっとどんな馬、どんなレースでも的確に“勝てるポジション”に収まっていた印象だが、最近の大レースでは理想よりも一つ妥協したような位置にいる場面が多い。
成績そのものが落ちている訳ではないし、ヴィクトリアマイルのアスコリピチェーノのように我慢が良い結果に繋がるレースもあったので、あくまで私個人の考えではあるが、今回は久々のマイルで最内枠のシックスペンスをどの位置から運ばせるか、注意しながら見ておきたい。
ジョッキーという点では、残りの有力候補3頭はそれぞれ川田将雅騎手、浜中俊騎手、横山武史騎手と私の教え子が騎乗する。3人とも今年はまだG1を勝っていないので、せっかくならここでという気持ちはあるね。
日曜の騎乗一覧と評価
レース | 条件 | 馬名 | 評価 |
東京3R | 芝1800m | アリスメティーク | B |
東京5R | 芝1800m | アウダーシア | C |
東京6R | 芝1400m | パープルガーネット | A |
東京8R | 芝1600m | キングノジョー | A |
東京9R | 芝2000m | ウィクトルウェルス | A |
東京11R | 芝1600m | シックスペンス | A |
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