元教官・蓑田早人の蓑田塾
ルーキーが待望の初勝利!舟山騎手に続くのは…!?
こんばんは。蓑田です。
先週の競馬で競馬学校41期生の新人騎手が無事にデビューを果たした。
惜しくもデビュー週の勝利とはいかなかったが、2着のあった上里直汰騎手など、最初から綺麗に乗れている子が多かった印象だね。
あとは、昔と比べると大手のオーナーでも最初から新人騎手を乗せてくれるようになったと感じるね。田中博康厩舎の舟山瑠泉騎手なんかはデビュー初騎乗がサンデーレーシングだったからね。
また、先週は調教師の引退もあった。音無秀孝調教師や河内洋調教師は騎手からの転身で、私よりも4年ほど下の世代になるね。
騎手時代に活躍していたのは河内師の方だが、調教師になってからは音無師の方が素晴らしい活躍だった。これはよくあることだが、騎手としては一流でも調教師としては目立つ成績が残せなかったリ、逆のパターンもある。
どちらも一流というのは、私がすぐに思いつくのは小島太さんくらいかな。美浦で私と近い世代の後輩だった根本康広、加藤和宏、的場均、あの辺りが皆調教師になってから苦労しているのを見ていると、大変な仕事なんだと思うよ。
その点では、田中博康厩舎や加藤士津八厩舎など、騎手としては目立つ成績を残せなかった騎手たちが調教師として成功しているのは嬉しいね。今週も重賞に有力馬を出走させているし、今年は新人騎手も預かる立場。より頑張ってもらいたい。
この話でいくと、今週は美浦で元騎手の田中勝春厩舎、柄崎将寿厩舎がスタートする。柄崎将寿調教師は私が教官になった時に3年生だった17期生で、数カ月教えたくらいの間柄になる。この流れだと勝春は苦労しそうで柄崎は成功しそうな話になるが、もちろんどちらも上手く流れに乗ってもらいたいね。
元教官・蓑田が厳選!
日曜一番【田山旺佑】
土曜日は今年の新人一番乗りで舟山瑠泉騎手が勝利を挙げた。騎乗していたのは田中博康厩舎の良血馬でレースも1番人気。プレッシャーもあっただろうけど、しっかり勝ち切れて良かったね。
日曜日は阪神に目を向けて、田山旺佑騎手に初勝利の可能性がありそうだ。騎乗するのは2頭だけだが、どちらも馬の能力を出し切れば上位争いになる。
1Rのツキノアカリは牧田和弥厩舎の馬で、今まで乗っていた幸英明騎手からの乗り替わり。これはオーナーとの関係で乗せてもらえるようだね。
5Rのアイルビリーヴは所属する新谷功一厩舎の馬。芝替わりがどちらに出るかだが、ここまでの成績は安定している。
重賞は中山で弥生賞が行われる。ナグルファル、ヴィンセンシオの2戦2勝馬がG1実績のある馬たち、特にミュージアムマイルに対してどこまで通用するかがポイントだろうね。
ホープフルS組ではジュタ。あとは田中博康厩舎のアロヒアリイも1勝馬だが中山ならチャンスがありそうだね。
日曜の騎乗一覧と評価
レース | 条件 | 馬名 | 評価 |
阪神1R | ダ1800m | ツキノアカリ | B |
阪神5R | 芝1600m | アイルビリーヴ | B |
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弥生賞・3つの好走ポイント
【1】前走G1組 [2-6-8-6]
前走G1組が1着数はそれほど多くはないものの、馬券対象率は72.7%の高確率となっています。
さらに絞るとすれば、前走着順よりも、前走人気。前走G1で4番人気以内だった馬は[1-5-5-2]で、馬券対象率は84.6%と非常に高くなっています。
【2】関西ジョッキーが強い
美浦 [2-4-2-49] 連対率10.5% 複勝率14.0%
栗東 [8-6-7-22] 連対率32.6% 複勝率48.8%
騎手の所属別成績を見てみると、栗東所属騎手が圧倒。美浦に対して連対率、複勝率ともに約3倍になっています。
弥生賞に出走してくるということは当然、皐月賞を見据えている期待馬ということであり、栗東所属騎手が中山まで乗りに来る=それだけ色気があるということでしょうか。
【3】上がり最速1着馬
前走1着馬が[6-6-1-36]。該当馬も多いですが、過去10年の連対馬の半数以上を占めており、連対率も24.5%と上々の数字となっています。
そのうち、好走しているほとんどの馬は前走で上がり3ハロン1位[6-5-1-16]でした。
前走上がり3ハロン2位が[0-1-0-7]で、それ以下は[0-0-0-13]と結果が出ていません。
過去の傾向から好走馬の共通ポイント
データが導き出した勝負買い目と隠れ穴馬とは?