元教官・蓑田早人の蓑田塾
まだまだ成績を伸ばせる注目の世代!
こんばんは。蓑田です。
先週の京成杯は上位陣が総崩れで大波乱に。重賞で100万馬券が出たのは久しぶりじゃないかな。
レース後のインタビューなどで勝ったニシノエージェントに騎乗していた津村明秀騎手、2着のドラゴンブーストに騎乗していた丹内祐次騎手が自身の騎乗について振り返っていたように、しっかり力を出し切れた馬が上位にきたという印象だ。
とはいえ、ニシノエージェントは2分を切る勝ち時計での勝利。上手くいった、恵まれた、というだけの勝ちっぷりではなかった。
今回のような競馬もできると分かったことで次以降のレースでも戦法の幅が広がるし、色々な形のレースができる馬というのは騎手としても乗りやすい。皐月賞に直行という発表があったようだが、意外と侮れないよ。
ニシノエージェントを管理しているのは千葉直人調教師。競馬学校22期生で私の教え子の世代。同期には田中博康調教師、田中克典調教師と、先に騎手から調教師に転身して成功を収めている人も多い代だ。
22期生だと北村友一騎手が騎手として頑張っている。こちらもクロワデュノールというパートナーを得て、今年の牡馬クラシックでは主役を張れる。
となると、皐月賞では北村友一騎手が騎乗するクロワデュノールと、千葉直人調教師が管理するニシノエージェントの対決、さらにキングノジョーは敗れてしまったが田中博康厩舎や田中克典厩舎からも皐月賞に進んでくる馬がいるかもしれない。騎手と調教師に分かれての22期生対決だ。
元教官・蓑田が厳選!
日曜一番【高杉吏麒】
今週は小倉牝馬S、AJCC、プロキオンSの3重賞。
土曜日の小倉牝馬Sは柴田裕一郎騎手の重賞初勝利が懸かるアリスヴェリテに期待していたが、そもアリスヴェリテがハナに立てないほどのハイペース。
結果的には丹内祐次騎手と杉原誠人騎手の1着同着という結果になった。
丹内は先週のドラゴンブーストで悔しい2着、そして杉原は先週の京成杯のガルダイアで勝つチャンスがあるんじゃないか取り上げたところだったんだがね。
日曜日の2重賞はともにG2だけあって好メンバーが揃ったが、注目しているのはプロキオンSでサトノエピックに騎乗する高杉吏麒騎手。
もしかしたら今週は柴田裕一郎騎手と高杉吏麒騎手で同期の土日重賞勝利もあり得るんじゃないかと思っていた。サトノエピックは結果が出ている明け4歳のダート馬たちの中でも上位の力がある。
年始には今年注目の騎手として吉村誠之助騎手も取り上げたが、今年2年目を迎えるこの期は互いに競い合いながら、まだまだ成績を伸ばしていくと思うよ。
鞍上への応援を抜きにすれば、プロキオンSはサンライズジパング。こちらは音無厩舎の馬でもあり勝ちたいところだろう。
AJCCはやはりダノンデサイル。鞍上が変わることが気になる馬ではないし、普通は負けられないところ。逃げることはなさそうだけど、ある程度前目には付けそうだね。
日曜の騎乗一覧と評価
レース | 条件 | 馬名 | 評価 |
中京1R | ダ1800m | ルチェンシス | C |
中京2R | ダ1400m | ナムラモモ | B |
中京4R | ダ1800m | ソルナシエンテ | B |
中京6R | 芝2200m | カサビセンス | C |
中京7R | ダ1200m | ロマンスライト | C |
中京8R | ダ1800m | ヒロインズクレスト | B |
中京11R | ダ1800m | サトノエピック | A |
中京12R | 芝1400m | マサノカナリア | B |
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アメリカJCC・3つの好走ポイント
1.逃げ、先行有利がハッキリ
4角4番手以内[9-5-4-30] 4角10番手以下[0-1-0-43]
前走時の位置取りで見てみると、前走4角4番手以内の馬は[6-5-2-40]。やはり前走時にも積極策をとっていた馬が好成績となっています。
このうち、当日3番人気以内の馬に限ると[4-3-1-6]で連対率50.0%、複勝率57.1%と高確率。
2.栗東所属騎手
美浦 [4-5-5-85] 連対率9.1% 複勝率14.1%
栗東 [5-5-2-16] 連対率35.7% 複勝率42.9%
騎手の所属別成績を見てみると、栗東所属騎手が美浦所属騎手の約4倍の連対率となっています。
3場開催でうち2場が関西圏の中、わざわざ中山まで乗りに来る=それだけ勝負度合いが高いと考えていいかもしれません。
3.軸なら4歳、穴なら7歳
4歳 [2-4-2-15] 連対率26.1% 複勝率34.8%
7歳 [1-3-1-13] 連対率22.2% 複勝率27.8%
馬齢別成績を見てみると、4歳馬が高確率ですが、その次に良いのが7歳馬。
4歳馬で馬券対象になった8頭は全て4番人気以内でしたが、7歳馬は5頭のうち、5番人気以下が3頭。22年2着マイネルファンロンは11番人気でした。軸なら4歳馬、穴なら7歳馬と言えるかもしれません。
過去の傾向から好走馬の共通ポイント
データが導き出した勝負買い目と隠れ穴馬とは?