元教官・蓑田早人の蓑田塾
悲願の重賞制覇へ過去一番のチャンス!
こんばんは。蓑田です。
金杯の2日間を終えて、今週も月曜日までの3日間開催。
先週に「今年一番の期待の若手」として紹介した吉村誠之助騎手は6日にしっかり今年の初勝利を挙げてくれた。高杉吏麒騎手の方は2勝で、今年も高杉の方が一歩リードのスタートになったけどね。
吉村は土曜日の2Rも勝って今年2勝目。シンザン記念で騎乗予定だったポッドドンナーが出走取消になってしまったのは残念だけど、やはり今年は1年目以上の活躍が期待できそうだよ。
元教官・蓑田が厳選!
日曜一番【嶋田純次】
今週は2日目の日曜日に中山でフェアリーSが、3日目の月曜日には中京でシンザン記念が行われる。
どちらも春のクラシックを目指す3歳馬による戦いだが、個人的な印象だと、この世代はまだまだ役者が揃っていない印象がある。
今週のレースや来週の京成杯、2月に組まれている重賞などから、クラシックの主役候補として名を挙げる馬がどんどん出てきてほしいところだね。
フェアリーSはやはり嶋田純次騎手の重賞初勝利を期待したい。騎乗するレイユールは手塚厩舎の良血馬で、前売りで1番人気になっているようだ。
今までにも重賞で惜しいところはあったが、今回は馬の能力や相手関係を考えると過去一番のチャンスなんじゃないかな。
27期生は嶋田の他に現役だと杉原誠人騎手、藤懸貴志騎手、横山和生騎手、森一馬騎手がいる世代。皆、最初から順調にとはいかなかった中で、嶋田以外は重賞を勝っている。この好機に、嶋田にも続いてもらいたい。
シンザン記念はアルテヴェローチェの巻き返しが最有力かな。
ただ、こちらも1勝馬が多く、どういう馬が走っても驚けない。注目しているのは1戦1勝馬のリラエンブレム。新馬戦での勝ちっぷりが良かった1頭だ。
賞金上位の馬だとマイネルチケットは良いと思うが、タイセイカレントは前走が負け過ぎだね。
タイセイよりはアーリントンロウやラージギャラリーを評価したいところ。重賞勝ちとG1で5着の実績があるアルテヴェローチェを逆転できるような1勝馬が出てくれば、今後も有力になってくるだろう。
日曜の騎乗一覧と評価
レース | 条件 | 馬名 | 評価 |
中山1R | ダ1200m | カワキタホクレア | B |
中山6R | ダ1200m | オコジュ | C |
中山11R | 芝1600m | レイユール | A |
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フェアリーS・3つの好走ポイント
1.実績がなくても問題なし
未勝利 [4-2-2-29] 連対率16.2% 複勝率21.6%
1勝クラス [3-8-1-45] 連対率19.3% 複勝率21.1%
前走クラス別成績を見てみると、最も多くの勝ち馬が出ているのが前走・未勝利組。連対率が高いのは前走・1勝クラス組となっており、意外にも前走・重賞組は成績が目立ちません。前走G1組でも[1-0-0-11]。
すでに上級条件で底が見えた馬よりも、今後の可能性を秘めた実績下位馬を狙うべきレースということが分かります。
2.前走1600m組が中心
前走1600m組が[8-4-5-70]と馬券対象馬の半数以上を占めています。その中でも高確率なのが京都芝1600m組[1-1-0-1]。
昨年の勝ち馬イフェイオン(5番人気)も11月の京都芝1600mで未勝利を勝ち上がっての参戦でした。18年スカーレットカラーが6番人気で2着。同年ハトホルが14番人気で4着に健闘しており、人気薄でも注意が必要です。
3.大型馬が好成績
馬体重480kg以上の馬 [5-2-2-20] 連対率24.1%、複勝率31.0%
過去10年で馬券対象にならなかったのは17年の1回のみ。過去10年で8回は2頭以上が3着以内に入っています。
冬場で連続開催の中山芝ということでパワーが求められる状況ということかもしれませんね。
過去の傾向から好走馬の共通ポイント
データが導き出した勝負馬とは?