元競馬学校教官・蓑田早人の蓑田塾

元教官・蓑田早人の蓑田塾

今年は大舞台でファンを驚かせるかも!

明けましておめでとうございます。

競馬学校元教官の蓑田早人です。

2021年に始めたこのコラムも5年目ということになりました。

遡ること3年半前、第1回で取り上げた坂井瑠星騎手は、当時はG1未勝利の若手騎手だったのに、今や世界を股にかける一流ジョッキーに。

年末の東京大賞典もフォーエバーヤングで勝利し、今年も矢作芳人厩舎とともに色々な舞台で活躍を見せてくれるでしょう。

ホープフルSをクロワデュノールで勝った北村友一騎手も、今年はクラシックの主役になれるかもしれないね。

2024年は様々な出来事があり、元教官の立場としても心を痛めるようなことが多かったですが、今年は前向きな話を多くできるように競馬界が、教え子の騎手たちが盛り上げてくれることを期待しています。

さて、本日行われた東西の金杯は藤岡佑介騎手のアルナシームとレイチェル・キング騎手のサクラトゥジュールがそれぞれ勝利。

サクラトゥジュールは条件馬だった頃からここで取り上げていた馬なので注目していたが、内を捌いて見事な勝利だったね。今年もキング騎手は活躍が見られそうだ。



元教官・蓑田が厳選!
日曜一番【吉村誠之助】

今年の競馬は、これまで以上に若手騎手たちに勢力図を動かすような活躍を見せてもらいたい。

惜しくも年間100勝を逃した鮫島克駿騎手には今年こそ大台を乗り越えてもらいたいし、坂井瑠星騎手や横山武史騎手にはルメール騎手、川田騎手のトップ2を脅かすような成績を残してもらいたい。

他にもリーディング上位の常連になっている松山弘平騎手、西村淳也騎手、岩田望来騎手、そして佐々木大輔騎手など、今年の主役になる力を秘める騎手は多い。

あとは、女性騎手にもさらに頑張ってもらいたい。具体的には小林美駒騎手と河原田菜々騎手。今村聖奈騎手や永島まなみ騎手の良かった年くらいの成績を狙ってもらいたいね。

そして、色々な名前を挙げてきたが、今年伸びてくるんじゃないかと期待している一番の騎手が吉村誠之助騎手なんだよ。

1年目は33勝。世代によっては優に新人最多勝が取れるような成績だったが、同期に48勝の高杉吏麒騎手がいた。

それでも、デビュー当時から技術的にはこの期で一番だと見ていたのが吉村。この1年で十分にアピールできたし、2年目の今年はさらに良い馬に乗る機会が増えて、成績も一気に伸ばしてくれるんじゃないかな。

初勝利がメインレースのOP特別で、先日の朝日杯FSではG1初騎乗でランスオブカオスを3着に導いた。こういう騎手は早くに大きい舞台で競馬ファンを驚かせるかもしれないよ。

6日は中京で8鞍に騎乗。5Rのレッドサジェスは師匠の清水久詞厩舎の管理する有力馬。これを今年の初勝利にしたいところ。

日曜の騎乗一覧と評価

レース条件馬名評価
中京1Rダ1800mファンシーデイC
中京3Rダ1400mリトルスカーレットB
中京4Rダ1800mヒフミバンダムB
中京5R芝2000mレッドサジェスA
中京6R芝1400mザカリナンA
中京7Rダ1800mヴォルスターC
中京8Rダ1400mジークシュベルトC
中京12R芝1600mケイアイオメガB

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蓑田早人・プロフィール

卓越した騎乗技術を武器に、騎手として北海道などローカル開催を中心に活躍。引退するまで、日本騎手クラブ副会長を務めるなど騎手の地位向上にも尽力。その後、競馬学校の専任教官へ就任(石橋脩騎手ら第19期生より指導を担当)。川田将雅騎手、松山弘平騎手をはじめ、吉田隼人騎手、三浦皇成騎手、藤田菜七子騎手など教え子が多くいる。

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