元教官・蓑田早人の蓑田塾
ローカル開催で勝利に導いた縁が花開くか!?
こんばんは。蓑田です。
先週は札幌2歳Sを佐々木大輔騎手が制したのに続き、日曜日には木幡初也騎手が夏競馬のラスト重賞・新潟記念で重賞初勝利を達成した。
木幡初広元騎手の長男、そして木幡巧也騎手、木幡育也騎手の兄という立場でもある初也。競馬学校にいた時から優等生で、技術もしっかりしていた。
巧也、育也も含めて、持っている技術やセンスを考えるとイマイチ出世できていないこの兄弟だが、縁のある厩舎、オーナーとともに、11年目にしてやっと報われたというのは嬉しいね。
レース自体も、馬の力で勝ったというより、展開や位置取りが上手くいっての勝利。つまり、初也の作戦、レースでの判断がなければなかった勝利だったんじゃないかな。
もう一つ、新潟記念ではレース前にライトバックが暴走、放馬で競走除外に。坂井瑠星騎手が馬上にいたにも関わらず制御できず、最終的には自ら飛び降りるような形になるという、珍しい光景だった。
後で本人からも説明があったようだけど、やはりハミがずれて、口が利かなくなってしまったようだね。説明が難しいが、ああなってしまうと馬上に乗っているだけで馬とコンタクトが取れなくなる。あの状態で走られていた間は、相当危なかったと思うよ。
瑠星は痛そうにしていたが、今週の競馬では影響なく乗れているようで良かった。ライトバックの方も、重大な怪我はしていないようで安心だよ。
元教官・蓑田が厳選!
日曜一番【丸山元気】
今週の日曜日は中山での京成杯オータムハンデと先月から引き続きとなる中京でのセントウルS。
京成杯の方は、アスコリピチェーノの参戦で大勢が定まったという感じかな。これだけの馬がここに出てくること自体が珍しく、一言、役者が違うと言っていいだろう。
その反面、混戦ムードで考えがいがあるのがセントウルS。
今年も実績馬から上がり馬まで色々なタイプの馬が顔を揃えたが、私はG1馬の格というものを重視して、ママコチャとテンハッピーローズの2頭に期待している。
テンハッピーローズは教え子の津村明秀騎手のG1初勝利を届けた馬でもあるし、ヴィクトリアマイルのあの勝ちっぷりをそのまま出せれば、続けて勝ち負けになっても不思議はない。
ママコチャも去年のスプリンターズSを勝っている馬だからね。もう1頭、G1馬という意味ではダノンスコーピオンの復活もあり得る。あくまで前日時点だが、ママコチャとダノンスコーピオンの人気が接近しているのは驚きだが……
セントウルSは展開にも目を向けたい。ずっと逃げて結果を出しているピューロマジックと、前走の函館スプリントSで逃げられず大敗してしまったアサカラキング。
この2頭、もちろんどちらも逃げたいだろうし、枠順で内に入った方が有利だろうと考えていたが、7枠13番と7枠15番となると、一応内にいるピューロマジックもどれだけ有利になるかは微妙なところかもしれない。
この2頭が外枠から無理して競り合っていくと、展開を利する馬も出てくるだろう。トウシンマカオやヨシノイースター、サウザンサニーがその候補と見ている。
ヨシノイースターに騎乗する丸山元気騎手は3年間重賞勝利から遠ざかっているが、ヨシノイースターとはローカル開催で騎乗して勝利に導いた縁で、関西馬ながらコンビを組み続けている。このチャンスを活かしたいだろうね。
日曜の騎乗一覧と評価
レース | 条件 | 馬名 | 評価 |
中京8R | 芝2000m | ニホンピロアリー | B |
中京9R | ダ1800m | ヒデノレインボー | B |
中京10R | ダ1200m | カネコメシスター | B |
中京11R | 芝1200m | ヨシノイースター | A |
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