元教官・蓑田早人の蓑田塾
世界の名手が揃う舞台で意地を見せる!
こんばんは。蓑田です。
先週の札幌記念はプログノーシスが4着という意外な結果に。
敗因としては出遅れたことも響いたが、それよりも道中のペースが落ち着いてしまい、ノースブリッジを筆頭に好位勢に有利な展開になったことが大きかったかな。
前半1000mの通過は60秒5だったが、これは離して逃げていたアウスヴァールのペースで、2番手以降はおそらく61秒台。ノースブリッジやジオグリフにとってはかなり余裕のある流れだった。
勝ち時計の1分59秒6も、良い馬場で好メンバーが揃ったにしては物足りなかった。勝ち時計が59秒台前半から58秒台になるようなレースなら、上位勢の着順も入れ替わっていたかもしれないね。
今週の重賞はキーンランドCと新潟2歳S。新潟2歳Sにはこの世代の2歳馬の中でも、今のところ特に注目しているスターウェーブが出走する。
少し前まではスターウェーブが本命で間違いないだろうと思っていたが、コートアリシアンは強敵になりそうだね。そして、シンフォーエバーも逃げて33秒3の脚を使って新馬勝ち。同じ競馬をされると手強いだろう。
それでも、三浦皇成騎手のJRA・G1勝利のパートナーになれると期待している馬だけに、強力なライバルを破って先に進んでもらいたいところ。他の有力馬も含めて、暮れや来年のG1に向けてレースぶりを見守りたい。
元教官・蓑田が厳選!
日曜一番【吉村智洋】
札幌ではキーンランドCとともに、土曜日からワールドオールスタージョッキーズが行われている。土曜日はWASJの対象レース以外でもホー騎手やティータン騎手が勝っていたが、この週の札幌は国際色豊かになるね。
キーンランドCはナムラクレアとサトノレーヴの2頭で基本的には仕方ないところ。ナムラクレアの浜中俊騎手はWASJに選ばれていない分、メインの重賞で頑張りたいだろうね。
2~3着候補はある程度広く考えているところだが、敢えて名前を挙げておくなら佐々木大輔騎手が騎乗するプルパレイ。浜中騎手、武豊騎手が乗らないことで佐々木に巡ってきたチャンスなので、北海道シリーズの経験値を活かして頑張ってもらいたい。
さて、今年のWASJは外国からの招待騎手がだいたい見知ったような顔ぶれ。せっかくだから春秋の短期免許では来ないような騎手を多く見てみたいという気持ちも少しあるけどね。
今年の参加メンバーで注目しているのは、地方代表の吉村智洋騎手と、外国人騎手では唯一の日本初騎乗となるデルフィンヌ・サンチアゴ騎手かな。
吉村智洋騎手は息子の吉村誠之助騎手が騎手デビューしてから初めてJRAで騎乗する。どうせなら誠之助も札幌に来れば、とも思ったが、今週は土日の中京でかなりの頭数に騎乗している。
お互いテレビ画面を通してということになるが、札幌と中京それぞれで応援し合い、良い結果を競い合ってもらいたいね。
サンチアゴ騎手は女性騎手だが、聞いた感じだと現役バリバリというより今はレジェンド枠のベテランのような立ち位置のようだね。
どうせならもっと良い頃に日本にくる機会があれば良かったのかもしれないけど、せっかくなので日本の女性騎手たちの参考になるようなレースを見せてもらいたい。
日曜の騎乗一覧と評価
レース | 条件 | 馬名 | 評価 |
中京4R | ダ1400m | ダイジェスト | A |
中京5R | 芝1600m | フォビドゥンラヴ | C |
中京8R | ダ1400m | ドライグ | B |
中京9R | ダ1800m | ウィルフルネス | B |
中京10R | 芝1400m | キタノブライド | C |
中京11R | 芝1200m | キタノエクスプレス | A |
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