うまスクエア

元教官・蓑田早人の蓑田塾

関係者の信頼は揺るぎなし！

こんばんは。蓑田です。

今週から夏の新潟開催が始まっているが、この2週間は昼休みが設けられることになった。

涼しい時間帯にレースができるのは、馬のためには良いだろう。レース直前の熱中症や体調不良による負けが減れば、ファンも関係者も納得感は増すだろうからね。

ただ、人の方は最初は色々と苦労が多いかもしれないね。

騎手目線でいくと、途中で3時間の休みがあって間延びしてしまうと、体は休まるかもしれないが、普段と違うテンポになって、集中力が切れたりしないかが心配だ。

これだけ時間があると一旦調整ルームに戻る騎手もいるかと思うが、そこでの過ごし方もどうするのかな。午後のレースになって急に調子が狂うような騎手が出てこないといいが。

そして、新潟競馬場にきているお客さんの方も大変だね。札幌のレースはあるとはいえ、競馬を休むほど暑い新潟の昼にどう過ごすのだろうか。JRAはその辺りのことも考えて、イベントや施設を考えたりしているのだろうか。



元教官・蓑田が厳選！
日曜一番【丹内祐次】

今週の重賞はアイビスサマーダッシュとクイーンS。どちらも臨戦過程に注目している。

アイビスSDはチェイスザドリーム、マウンテンムスメ、ファイアダンサーと韋駄天Sで上位にきた3頭がここでも上位評価になる。この条件を狙ってきている馬たちだからね。

別路線ではウイングレイテストが気になる存在かな。前回が初めての1200m、今回が初めての1000m。なおかつ59キロということで、流れに乗れるかは少し心配がある。

ただ、松岡騎手ももちろんその辺りは踏まえて乗るはず。予想だと、他よりも機敏に動いて早め先頭くらいの気持ちで乗るんじゃないかな。流れに乗れず後方のまま終わるのが嫌だろうからね。

クイーンSはドゥアイズ、ウンブライル、スタニングローズ。つまり、こちらはヴィクトリアマイル出走組を上位に取りたい。

G1を経験してG3に戻るというのは良いと思うよ。今年は例年よりそういう過程の馬が多いが、ヴィクトリアマイルの内容や今回の舞台を考えたらこの3頭かな。

こちらの別路線組はボンドガール。NHKマイルC以来の3歳馬で、前走がG1という点は変わらない。そのNHKマイルCは不利があって着順自体は関係ないので、ここで巻き返しがあってもいい。

クイーンSは3歳牝馬の斤量が軽く、今回はボンドガールの武豊騎手とコガネノソラの丹内祐次騎手が51キロで騎乗する。二人ともここまで絞って乗るのは久しぶりのようだ。

丹内騎手はメインで51キロに乗りながら、それ以外のレースも皆勤。北海道では不思議なほど1着だけが取れていないが、全レースで騎乗依頼をもらえているように、関係者の信頼は落ちていないし、レースぶりを見ても悪いところはない。そろそろ報われてほしいね。

日曜の騎乗一覧と評価

レース	条件	馬名	評価
札幌1R	芝1500m	レジーナチェリ	A
札幌2R	ダ1000m	ミスターディジェイ	A
札幌3R	ダ1700m	ダイクロアイト	A
札幌4R	芝2000m	タナバタ	B
札幌5R	芝1800m	ウインベラーノ	B
札幌6R	ダ1700m	カムランベイ	B
札幌7R	芝1800m	コスモエスメラルダ	C
札幌8R	芝1200m	サニイアール	C
札幌9R	芝2600m	マイネルメサイア	B
札幌10R	ダ1700m	インヴァリアンス	B
札幌11R	芝1800m	コガネノソラ	A
札幌12R	ダ1700m	デュードメール	B