元教官・蓑田早人の蓑田塾
ソツ無く落ち着いて勝鞍を量産!
こんばんは。蓑田です。
今週は福島と小倉が最終週、北海道では札幌開催が始まるというタイミングだけど、重賞は中京記念の一つだけ。しかも、距離も競馬場も違う小倉の芝1800mで行われる。
先週の函館記念も3着に大穴のアウスヴァールが逃げ粘ったように、やはり夏のハンデ重賞は難しい。今回も実績なら上位のエルトンバローズがやや近況不振で59キロ。人気は割れそうだね。
上位人気になりそうな馬はそれぞれ上がり馬か実績馬か、マイラータイプか中距離タイプか、さらにローテーションも様々。直接的な比較が難しいので、展開や騎手たちの考え方次第でどういう馬が有利になるかは変わってきそうだ。
その中で、特に気になっているというか応援したい1頭がニホンピロキーフ。勝てばこの馬だけでなく、鞍上の田口貫太騎手も重賞初勝利となる。
今年も順調に勝ち星を伸ばし、地方交流の関東オークスも勝っている田口騎手。今週の騎乗が終わったら夏競馬の終わり頃までフランスに武者修行に行くそうだね。
今年は既に岩田望来騎手がフランスに行っていて、現地のレースで3着になったというニュースも届いたところ。夏競馬は若手騎手にとっては稼ぎどころでもあるし、敢えて海外に研修に行くのならば、しっかり経験を積んできてもらいたいね。
人気薄ではアナゴサンの名前を挙げておきたい。先週も逃げ候補が多かった割に、終わってみればアウスヴァールとホウオウビスケッツが互いに得する展開になった。内にテーオーシリウスとセルバーグがいるが、ハイペースで前崩れになるとは限らない。
元教官・蓑田が厳選!
日曜一番【戸崎圭太】
今週は夏の福島競馬も最終週となる。
福島競馬は、実は私にとっても思い入れの深い競馬場なんだ。
昔は福島開催も今の北海道のように、開催中は厩舎のスタッフも馬も福島入りして現地に滞在する形だった。2か月ほどの開催で1頭の馬が4戦、5戦するのも普通だったね。
私は森末之助厩舎から騎手デビューしたんだけど、確か1年目の秋に厩舎の福島行きの担当になってね。その秋の福島だけで14勝を挙げたんだよ。
他の厩舎の馬にも色々乗せてもらって、OPも勝たせてもらったりしてね。ここはちょっと記憶が定かではないが、秋の開催リーディングか年間リーディングかを取ったような気もするよ。
競馬以外で覚えていることといえば、昔は福島競馬場の内馬場にゴルフ場があったんだよ。どういったコースだったかまでは思い出せないが、ハーフくらいは取れたんだったかな。
それで、そのゴルフ場の受付をしていたのが、菅原泰夫騎手の奥さん。いや、その当時はまだ結婚していなかったから、後に奥さんになる人ということだね。直接馴れ初めを聞いたわけじゃないが、やっぱりそこで出会ったのがキッカケだったのかな。
さて、そんな福島で今年も夏開催のリーディング争いを牽引しているのが戸崎圭太騎手。
彼は、地方出身の騎手というイメージと違って、本当にソツ無く、落ち着いて、ムリせずに乗ってくるタイプだね。
その分だけ競馬では加害馬側になるより被害馬側になることが多いという印象があったり、今年のダービーのように勝負の乗り方をしてきた相手にやられてしまうこともあるが、全体で言えばとても良い騎手だと思っているよ。
今週は土曜日に1Rから12Rまで全てのレースに騎乗。
そして日曜日も1Rと8Rを除く10鞍に騎乗。この暑さの中、年齢的にはベテランの域に差し掛かる立場なのに本当に凄いね。
日曜日の騎乗馬も有力馬ばかりで何勝しても不思議ではないが、特に1頭挙げておくなら5R新馬戦のブラックルビー。田中博康厩舎の馬で、新馬勝ちはもちろん上でも楽しみなレベルだそうだ。
日曜の騎乗一覧と評価
レース | 条件 | 馬名 | 評価 |
福島2R | ダ1700m | エースアンドキング | B |
福島3R | 芝1200m | エネルゲイア | A |
福島4R | ダ1150m | ファビュラスロード | A |
福島5R | 芝1800m | ブラックルビー | A |
福島6R | 芝1200m | ヴィンブルレー | A |
福島7R | 芝2000m | マイネルコンポート | A |
福島9R | 芝2000m | ジェロニモス | A |
福島10R | ダ1150m | ロープスピニング | B |
福島11R | ダ1700m | マリオロード | B |
福島12R | 芝2600m | オリエンタルナイト | A |
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