うまスクエア

元教官・蓑田早人の蓑田塾

関係者からの信頼もアップ！大きなチャンスを掴む舞台となるか

こんばんは。蓑田です。

先週は上半期最後のG1となる宝塚記念が行われたが、勝ったのは菅原明良騎手が騎乗していたブローザホーンだった。

2着のソールオリエンスも含めて、道悪の影響が大きく出たレースだったことは間違いないが、ジャスティンパレスとドウデュースが2頭とも見せ場なく敗れてしまうとはね。

ジャスティンパレスは明らかに道悪がダメだったという負け方だったが、ドウデュースはそれよりも道中で何度も進路が詰まってブレーキを踏まされるなど、スムーズさを欠いたのが響いていたのかな。

勝った菅原明良騎手は、私が教えてきた中でもレベルが高かった35期生。この期のG1勝ちは団野大成騎手に続いて二人目となった。そういえば、同期の岩田望来騎手はフランスに武者修行に行くそうだね。

これで今年のG1は一区切り。ここまで全てのG1を別の騎手が勝ったというのは話題になっているが、個人的にも私の教えた世代の藤岡佑介騎手、菱田裕二騎手、津村明秀騎手、そして菅原明良騎手といったところがG1を勝ったのが嬉しいね。

中でも菱田裕二騎手とテーオーロイヤルの天皇賞・春は印象に残っているし、秋競馬でも活躍を期待したい。そして、春のG1というとやはり日本ダービーだね。横山典弘騎手のあの騎乗には感動したよ。こちらも秋競馬で更なるG1勝利を期待したいね。



元教官・蓑田が厳選！
日曜一番【高杉吏麒】

今週からは本格的な夏競馬。しばらくの間、重賞はほぼ日曜日だけ、G3だけという期間が続く。

福島ではラジオNIKKEI賞。注目はウインマクシマム、サトノシュトラーセの青葉賞善戦組に加えて、立ち直っていればのジュンゴールド。

小倉では、例年ならCBC賞が行われている日に北九州記念が行われる。こちらはピューロマジック、ペアポルックス、ナナオと葵S1～3着の3頭がいるが、開幕週のスピード勝負になれば斤量が有利な3歳馬に引き続きチャンスがあるだろう。

そして函館。先週は騎乗停止だった高杉吏麒騎手が復帰し、さっそく土曜2Rで勝利を挙げた。

制裁を受けて凹んでいるかと思ったら、騎乗停止の前に土日4勝。そして今週もすぐに勝つのだから、技術面だけでなく精神面も大したものだと思うよ。

今週も土曜8鞍、日曜9鞍に乗せてもらっているように、厩舎関係者からの信頼もむしろ上がっているくらい。昨年は佐々木大輔騎手がリーディングを獲得した函館開催だが、今年は高杉が大きなチャンスを掴む舞台になるかもしれないね。

日曜日の騎乗馬では2Rのチャルドーニが最初の勝ち負け候補。関東馬の有力馬が回ってくるということは、現地での評判が良い証拠だろうね。

8Rのオトコギアンパンは自分で勝たせた馬の昇級戦。そして、メインレース巴賞のラリュエルは、あの一件で富田暁騎手から乗り替わりになった馬。あの件は一旦置いておくが、メインレースの代打に選ばれるのだから大したものだよ。

日曜の騎乗一覧と評価

レース	条件	馬名	評価
函館1R	芝1200m	シンゼンマルノスケ	C
函館2R	ダ1700m	チャルドーニ	A
函館3R	芝1200m	モリエヌス	B
函館4R	ダ1700m	キモンキャリントン	B
函館6R	芝2000m	ワイドマルガリータ	C
函館8R	芝1800m	オトコギアンパン	A
函館9R	ダ1700m	コパノアントニオ	A
函館11R	芝1800m	ラリュエル	B
函館12R	ダ1000m	ノボリショウリュウ	B