うまスクエア

元教官・蓑田早人の蓑田塾

腕次第で上位に迫る場面があるかも

こんばんは。蓑田です。

今年も日本ダービーの発走の時が近付いてきた。

この世代の牡馬クラシックは年が明けてからもなかなか主役と言えるような馬が出てこないという印象だった。実際、牝馬でホープフルSからの直行だったレガレイラが皐月賞の1番人気になったくらいだからね。

しかし、その皐月賞がレコードタイムの好レース。この結果をしっかり認めるべきだろう。

今年のダービーで中心になるのは、もちろん皐月賞を勝ったジャスティンミラノということになる。これまでの3連勝の印象はとにかく競馬が上手ということ。

レースの条件や流れに応じてベストの立ち回りができるという点で、東京の2400mでも引き続き自分の力を出し切れるだろう。枠順も小細工の要らないこのくらいの方がむしろ良かったと思うよ。

そして、ジャスティンミラノがレースの中心となり、他馬からの目標ともなる中で、逆転があるとしたら別路線組だろう。皐月賞で対戦した馬とは、ほとんど勝負付けが済んでいる。

今年は青葉賞、京都新聞杯、プリンシパルS、そしてやや珍しいスプリングSからの馬もいるが、まず期待しているのがプリンシパルS勝ち馬のダノンエアズロックだね。

プリンシパルSは見た目以上に強さを感じる勝ち方で、弥生賞の時から力を付けてきたし、やはり底力があると思ったね。しかも、レース後の陣営の話ではあれでもまだ本調子ではなかったようだからね。

シックスペンス、シュガークンも皐月賞組と初対戦というところに魅力がある。

そして、皐月賞で負けた馬の中で、大きく巻き返してくるとしたらレガレイラだろう。

皐月賞は位置取り的に勝負できなかったし、北村宏司騎手も消極的だったかもしれない。今回は東京に替わって、牝馬の切れが炸裂するかもしれない。思い切って大外一気の競馬をしてもらいたいね。



元教官・蓑田が厳選！
日曜一番【西村淳也】

今年は西村淳也騎手と鮫島克駿騎手がダービー初騎乗となる。

以前にも話したことがあるが、本当にダービーというレースだけは、一度でも経験したかどうかで、その後の騎手人生の見え方が変わってくるレース。

二人とも成績的に伸び盛りの20代で、しかしながらまだG1勝利には手が届いていないというタイミングでの初ダービー。これからの騎手人生にとって良い経験になるはずだよ。

とはいえ、どちらもいきなり勝つというのは現実的ではないが、上手くいっての2～3着なら本人も色気を持っていそうなのは西村淳也が騎乗するビザンチンドリーム。

皐月賞は出遅れや不利で参考外。2連勝の内容が良かった馬だし、状態さえ整っていれば、西村淳也の腕次第で上位に迫る場面があるかもしれないね。

西村淳也はダービーを含めて日曜日の東京では9鞍に騎乗。東西の一流騎手たちが集結しているダービーデーにこれだけ乗鞍があること自体が、今の充実ぶりを示しているよ。

2Rのゴンザーゴはビザンチンドリームと同じオーナーの馬。前走で不利が響いて大敗しているところも同じで、これも巻き返しを期待したいね。

日曜の騎乗一覧と評価

レース	条件	馬名	評価
東京1R	ダ1600m	ウルトラハニー	C
東京2R	ダ1400m	ゴンザーゴ	A
東京3R	ダ1600m	ウィウィルウィン	A
東京4R	芝1600m	マーゴットメネス	C
東京7R	ダ1400m	ノットファウンド	A
東京9R	芝1800m	ゲンパチムサシ	B
東京10R	ダ1600m	ビオグラフィア	B
東京11R	芝2400m	ビザンチンドリーム	B
東京12R	芝2500m	シュヴァリエローズ	B

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